終電車

●013 終電車 1980

 

 途中つまらなくて一度見るのをやめたが、思い直して再度見てみた。

第二次世界大戦下のパリ。劇場が舞台。劇場の支配人が国外逃亡と見せかけ地下室に残り、妻がそれを支えている。新作の舞台が上演されるまでがメインだが、戦争時の状況がリアルに描かれている。カサブランカでしか知らないけど。

 終盤主人公のドヌーブの想いが表現され、そこが見せ場なのかもしれないが、この歳になってもそこはよくわからなかった。戦時中のリアルがそこにあるのか。

 ただラストは見事。ここを思いついただけで一本の映画として成立するが、本当の狙いはそこではなかったんだろうなぁ。