鬼平犯科帳　第2シリーズ　#07　猫じゃらしの女

●第2シリーズ　#07　猫じゃらしの女

　第1シリーズに続いて池波志乃がゲスト。

　伊三次は岡場所の女およね（池波志乃）の常連だったが、ある日およねを買いに来た別の客うさちゃんと呼ばれるの姿を見る。伊三次は気になり盗賊改方に報告、名前から卵之吉、盗賊のために鍵を拵えた過去があることがわかる。

　卵之吉は仕事をし盗賊に鍵型を渡そうとするが渡さず、金をもっと寄こすように伝える。卵之吉は鍵型をおよねに預ける。それを見た伊三次は粂八に繋ぎをつけ、鍵型を偽物にすり替えておく。案の定鍵型を取りに男が来る。粂八は鍵型を鬼平に元へ届ける手筈をつけ、男をつける。

　盗賊たちは偽物を摑まされたことを知り、捕らえていた卵之吉を問い詰めるが卵之吉は何も知らない。男をつけていた粂八は卵之吉を助け出す。一度は盗みを断念しようとした盗賊たちだったが、卵之吉が逃げたことを屈辱と受け取り、およねを拉致するために動き出す。しかし岡場所には鬼平たちが待っていた。

　盗賊を捕まえたのち、卵之吉の所へ行くと卵之吉の本音が聞くことができた。

　津村鷹志さんが盗賊の一味として度々登場する。懐かしい俳優さん。

　伊三次が岡場所の女を大切にする理由を話すシーンや粂八が錠前のかかった扉から抜け出るシーン、ラストの伊三次が語るシーンなど、シリーズには珍しいものが見られる。