鬼平犯科帳 第2シリーズ #16 白と黒

 第2シリーズ #16 白と黒

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 ベンガルあべ静江がゲスト。

  2月末に鬼平自ら出役門原の重兵衛一味をお縄にした。しかし、もんどりの亀太郎(ベンガル)だけは取り逃がしてしまう。亀太郎は賭場でお今(あべ静江)と再会する。

 盗賊改方では2人組の下女泥棒が話題となっていた。この二人はお今とお紋、亀太郎と一緒に暮らしていた。この二人は亀太郎が隠し持っているお金を狙っていた。その金は重兵衛の隠し金で、二人の父がもらうべきお金だった。

 盗賊改方は二人の行方を調べるが、奉公先への口利きが同じ男からだったことから、紹介をした男がわかる。また粂八の調べで亀太郎の行方も判明。同心沢田と粂八は賭場を出た亀太郎を追い、斬り合いになり逃げられるが、居場所を突き止める。

 亀太郎はお紋に二人で駆け落ちしようと持ちかけ、隠し金のありかも見せ、お今のことはバラすつもりだと白状する。そこへお今が帰って来て、亀太郎は殺そうとするが、その亀太郎をお紋は殴り気絶させる。

 忠吾が盗みをされたお店の男から、下女泥棒が漆職人の娘であったことを突き止め、それをおまさが調べ、漆職人であり元盗人の住処を突き止める。

 鬼平は粂八からの情報を元に亀太郎の家に踏み込むが、亀太郎は縛られ動けない状態になっていた。

 二人の娘は亀太郎から盗んだお金を父の元へ運び喜んでいたが、そこは盗賊改方が踏み込む手はずが整っていた。

 

 鬼平では珍しいちょっとコミカルな話。女二人に尽くしてもらっているようで結局は裏切られる男、やっとの思い出大金を手に入れ家族で喜んでいる外には盗賊改方が待っている女二人。

 鬼平の最後のセリフ、「全く、女というものは…」も笑って見ていられる。