鬼平犯科帳 第3シリーズ #02 剣客

 第3シリーズ #02 剣客

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 鬼平と忠吾が街中を歩いていると、鬼平が血のついた編笠の侍を見かけたため、忠吾に跡をつかせる。鬼平は周辺に異変がないことを確かめていると、同心酒井と会う。彼は剣の師匠松尾先生のところへ見舞いに行くところのため、鬼平も付き添う。しかし松尾は何者かに斬られた後だった。忠吾は侍に巻かれていた。

 松尾の葬式の後、酒井は門弟たちに仇を討つため力を貸すように言われる。盗賊改の勤めがあるので断ると、門弟たちから非難される。酒井は松尾殺しの犯人を探し始め、盗賊改方の仲間も動くが、見つからない。そんな折、おまさが野見の勝平の手の者である定八を見かけ、彦十に後をつけさせ、盗賊改方に知らせる。彦十の調べで野見の勝平一味の狙いが大阪屋、編笠の侍が一味の一人と判明する。それを知った鬼平は酒井に編笠の侍の件を知らせ、仇を取らせる手立てを打つ。酒井に松尾の格好をさせ、侍にその姿を見せることで、おびき出した。侍は昔御前試合で松尾に負けたことを恨んでいたのだ。酒井は見事仇を取ることができた。野見の勝平一味も無事捉えることになった。

 

 酒井の仇打ちがメインの話。第1話に続き脇役が主役となっている。彦十の鬼平の呼び方についてもおまさが茶々を入れるなど、脇が目立つ第3シリーズとなって来ている。

 しかし中尾彰もそうだが、石橋正次、江幡高志などホントに懐かしい役者さんたちが出ている。これも楽しみの一つかな。