ヤングガン

●092 ヤングガン 1988

 タンストールは街で追われていた若者ビリーを救い、自分の家に連れていく。タンストールははみ出し者の若者を集め、自警団を作っていた。彼は彼らに礼儀と読み書きを教えていた。

 ある日タンストールと敵対する牧場主マーフィが保安官と仲間とともに家にやってくる。牛の入札の競争相手であるタンストールに、自分と地元有力者との仲を話しイギリスから来たタンストールに引くように言うが、彼は引かなかった。

 マーフィのところで働いていたマクロスキーがタンストールのところへやって来て働きたいと言う。彼はそれを認める。

 ニューイヤーズパーティで、タンストールは利権集団の件を知事に話すことを提案するが、既にマーフィたちは知事に選挙資金を提供していた。その帰り道、若者たちが離れた隙にタンストールはマーフィ一味により射殺される。マーフィ殺害の件で犯人を逮捕するよう判事に言うが、保安官はマーフィとつるんでいるため、逮捕はしないだろうと言われる。それならばタンストールの若者たちを臨時保安官にするよう求め、了承される。

 彼らはマーフィ一味のいる場所へ行き、ビリーに一人を逮捕するよう言うが、ビリーは男を射殺、撃ち合いになる。次の男たちを捕まえた時、マクロスキーが別ルートで戻ろうと進言し、それを怪しんだビリーは彼を撃ち殺す。これをきっかけに捕まえた二人も仲間が射殺してしまう。

 彼らの起こした騒ぎは新聞沙汰になり、新聞からマーフィがジョンキニーを雇ったことを知る。彼らは行き詰まる。彼らの元にマーフィの手下ロバーツがやって来て、ビリーに掛かった賞金をもらいに来たと話し撃ち合いになり二人が撃たれた上、リーダー的存在だったリチャードが殺され、みんなは逃げる。ドクは怪我の治療のため仲間から離れる。チャベスも部族再興のため他へ行こうとするがとどまる。

 ドクが戻り彼らは街へ戻り、ビリーが保安官を射殺する。彼らは臨時保安官の身分を剥奪され、賞金首となった。ジョンキニーにも追われ始める。メキシコへ逃げようとする彼らが途中の村で休んでいると、ギャレットと名乗る男からタンストールの弁護士アレックスがマーフィたちに命を狙われていると聞く。

 アレックスの家に到着し彼を逃がそうとするが、既にマーフィたちが迫っていた…

 

 ビリーザキッドを描いた作品。ある程度史実に基づいた作品のようだが、際立つのはその性格の異常性か。史実に基づいているからか、後半少しダレるのは仕方なしか。最後のアレックスの家での銃撃戦は、何それ、という結果。続編を作りたかったのか、史実に基づくものなのか。当時の若いスターたちの映画だから、色々と仕方ないのか。