紳士は金髪がお好き

●095 紳士は金髪がお好き 1953

  ローレライとドロシーは舞台の踊り子。ローレライはエズモンドと結婚の約束をしパリで結婚式を挙げることに。エズモンドの父親は結婚に反対だった。ローレライとドロシーは船でパリへ行くことに。その船にはオリンピック選手団もいた。

 ローレライはダイヤモンド鉱山の持ち主ピギーと、ドロシーはマローンと仲良くなる。ピギー夫人はダイヤでできたティアラをローレライに見せ、彼女はそれが大層気にいる。ローレライは金持ちと知り合いになるため、乗客名簿からディナーの席をヘンリー3世と一緒になるようにボーイ長にお願いするが、彼はまだ子供だった。

 ある時ドロシーは船室内でローレライとピギーが抱きついているのを写真撮影しているところを見かける。二人はマローンが探偵だと推測し写真を取り戻す計画を立てる。二人は彼に睡眠薬を飲ませ服を脱がせ、フィルムを見つける。

 ローレライはピギーに写真を見せ感謝される。ご褒美にティアラが欲しいとおねだりする。マローンは二人の部屋に侵入し隠しマイクでの録音テープを手に入れる。ドロシーがそこに現れ彼に怒るが彼はドロシーの誤解を解きたいと話す。

 船がパリに着きホテルへ行くと、ピギー夫人が待っていた。夫人は盗まれたティアラを返すように話す。保険会社の人間も同行していたが、ローレライはティアラは自分のものなので返すつもりはないと話す。夫人が帰った後、二人はホテルに部屋はないと言われる。マローンがエズモンドに話したため、ホテルの予約はキャンセルされていた。

 二人はパリでも舞台に立つ。そこへエズモンドが来るが彼女は彼を袖にする。しかし彼は二人の舞台を見ることに。舞台が終わると警察が逮捕状を持ってローレライのところに来る。ティアラを返そうとするが、ティアラは既になかった。そこへエズモンドが来る。ローレライは彼を誘惑し金を引き出そうとする。

 パリ空港にエズモンドの父親が来る。マローンは彼を迎えに。そこで彼はピギーと会う。ピギーはローレライにあれは仕方なかったことだと伝えてくれと話す。

 ローレライは裁判にかけられる。しかし裁判所に現れたのはローレライではなく、ドロシーだった。それがバレそうになって彼女は歌い出す。エズモンドの父親とマローンが裁判所に来る。マローンは女がドロシーであることを証言しようとするが、ドロシーの発言を聞きそれを撤回、ティアラのありかを知っていると話す。彼が連れてきたのはピギーだった。彼がティアラを持っていたのだった。

 舞台で話していたローレライとエズモンドのところへ父親が来る。エズモンドは父親に彼女と結婚すると話すが、父親は反対するが、ローレライは父親を言いくるめる。

 そしてローレライとドロシーは一緒に結婚式を挙げることに…

 

 マリリンモンローの映画は初めて見た。知識と知っていた、モンローそのままのような映画。セクシーで金持ちが好きな、でもちょっと頭の悪い女を演じさせたらピカイチだったんだろうと思うし、当時はそれが求められていた像だったんだと思う。

 ミュージカルなので場面転換も少なく、ストーリーもさほど重要視されていない、本当にモンローを見るためだけの映画。