荒野の七人

●098 荒野の七人 1960

  メキシコのある村へカルベラが率いる盗賊たちがやってくる。村のモノを勝手に盗んでいく。反抗しようとした村人が撃たれ殺される。怒ったカルベラはまた来ると言い残し去る。残った村人たちが怒っていると長老が銃を買って立ち向かえと話す。銃の撃ち方など知らないというと皆で習えと話す。

 村人3人が街へ行く。街ではインディアンが殺されており、墓に埋めてやろうとした男たちがいたが、反対する奴がいるのでできないと話す。話を聞いていたクリスとヴィンが自分たちが墓に埋めてやると言い霊柩車に乗り墓へ向かう。墓にいた数人のガンマンが戻るように言うが、クリスは早打ちでガンマンの手を撃ち抜く。クリスは野次馬に声をかけ、棺を墓に埋めるように指示する。2人は街に戻り、名乗りあった後別れる。

 街に残ったクリスの元に村の3人が来て銃を買いたいが方法がわからないと言う。クリスが銃を買うより人を雇った方が安いと話すと彼らはクリスに助っ人を頼み、彼も了承する。クリスは人を集め始める。

 チコが来るが、早撃ちの試験を見せると逃げてしまう。次に来たのはハリー、クリスの旧友だった。ハリーは儲け話があると勘違いし仲間になる。酒場でヴィンを見かけたクリスは助っ人の話をするとヴィンも仲間に。

 次にハリーの紹介でオライリーに会いにいく。過去に高い金で用心棒をしていたが、20ドルでも今は大金だと話し仲間になる。街へ戻った2人はナイフ使いのブリットが果し合いをしている現場を目撃する。クリスはブリットに話をするが、断られる。そこへチコがやって来てクリスに文句を言い勝負を挑むが、クリスが相手にしないと倒れてしまう。そこへブリットがやって来て気が変わったと話し仲間になる。宿に戻ったクリスの元にリーが訪ねて来て仲間になると話す。

 チコも入れ6人の仲間を得たクリスはメキシコの村へ向かう。着いた翌日村は祭りをしていたが、盗賊が3人来たとの知らせが入る。クリスはブリットとリーに生け捕りするよう命じる。しかし隠れて着いて来たチコが盗賊を撃ってしまい結局3人とも撃ち殺す。

 チコは村はずれで娘を見つけて来る。村の娘たちは別の場所に隠れていた。7人は男たちに銃の扱い方を教え始める。

 そんな時、カルベラたちがやって来る。知らせを受けた村人は隠れ、7人は待ち構える。7人を見たカルベラは3人が戻って来なかった理由を理解する。クリスとカルベラは話をするが、撃ち合いになる。村人も含めた反撃に、盗賊たちは逃げ出す。

 盗賊を追い返した村人たちは喜びに盛り上がる。乾杯をしようとしていたところに銃声がする。盗賊たちはまだ逃げていなかった。村人たち含めまだ戦いが続くことを覚悟する。7人の中でチコだけが興奮していた。クリスたちはチコに冗談を言い、カルデラがどうするつもりか聞いてこいと言う。

 チコは盗賊に扮し、彼らの元へ。盗賊たちはやられた仲間のことを話していた。カルデラは必ず仇を討つと話す。チコは村に戻り、またカルデラたちがやって来ると話す。村人たちは驚く。村人の1人がもう戦いは止め、食い物を渡そう、7人と違い自分たちには家族があると言い出し、7人に帰るように話す。クリスは怒り、戦わない卑怯者は自分が撃つと話す。

 7人だけになり、ヴィンも今後どうするか話し合おうと提案する。クリスは先手を打とうと話す。7人はチコの案内で盗賊の寝ぐらに行くがそこには誰もいなかった。村へ戻るとカルデラたちが村を支配していた。カルデラは命は助けてやるから銃を置けと命じる。7人は村のはずれまで連れて行かれ、そこで銃を返される。7人は村を救うため、村へ戻る。そして最後の戦いが始まる…

 

 何度見ても傑作は楽しい。説明の必要はない。テーマ曲も名曲だし。

 ただ七人の侍のリメイクなので、最後の長老の言葉は必要なんだろうけど、この映画ではあまりピンと来ないのが正直なところ。仕方ないか。