ガンマン無頼

●114 ガンマン無頼 1966

 

 賞金稼ぎがお尋ね者を追って撃ち合いとなる。それを保安官であるバート・サリバンが邪魔をし、自分の仕事だと話す。

 バートはディックに保安官の仕事を任せ、弟のジムをよろしくと話す。バートは7歳の時に父を殺され、その犯人を捕まえるためメキシコに行く。途中男に狙われるが、相手を銃撃戦の上倒す。その場にジムが待っていた。ジムも一緒に行くと話す。

 二人はメキシコの町に着き、銀行で両替を行い、シスコ・デルガードを探していると話す。銀行員は名前は知っているが、会ったことはないと話す。

 銀行を出ると笑いながら処刑を行う軍を見る。彼は盗みの罪で処罰した、それが町のルールだと話す。ジムは酒場でシスコを探していると女性従業員に尋ねるがとぼけられる。それがきっかけで客と殴り合い、銃撃戦となる。

 酒場を出た二人に男がボス、マクレオが会いたがっていると声をかける。彼はシスコを探している理由を聞いて来るが、二人は答えない。マクレオは弟を連れてテキサスへ帰れと忠告する。マクレオの家を出ると、軍の男が待っていて、お前たちの馬は盗まれたと告げる。自分は市長で、そばにいた弁護士は、法律で市長は招かざる客を追い出す権利を持っていると話す。二人がテキサスの方向に歩き出すと弁護士が話があると告げ人気のないところへ行く。弁護士は、法律などなく、町にあるのは無秩序と弾圧だと話す。町はシスコを恐れている、シスコへの反乱を企てているので手を貸して欲しいと言われるが、待っている時間はないと話す。

 二人が去ると弁護士はボスの使いにボコられ、刺されそうになる。それをバートが撃ち殺す。町を出た二人は襲撃されるが、撃退する。

 二人は馬を買う。そこでジムは酒場の女に会い、シスコの情報、山へ行き、ひつじ飼いのマヌエルを訪ねろと聞く。

 シスコは土地を売らない老人を殺していた。マクレオはシスコのところへ行き、サリバン兄弟がシスコを探していることを話す。シスコは兄弟に手を出すなと話し、二人の行方を聞く。 

 二人が山へ行くと、酒場の女が縛られ死んでいた。そこへシスコの手下たちがやってきて、女の墓を掘れと命じる。二人は手下たちを倒す。二人はマヌエルに会う。彼らはシスコの売られる女たちを連れている連中について行く。彼らは途中立ち寄った家で一人の女をさらい、家の主人を撃ち殺す。ジムはそれが許せず、女を逃がそうとするが、バートに諌められる。

 彼らはシスコの屋敷に到着する。バートはシスコに会い、テキサスで法の裁きを受けろと話すが、シスコはそんな昔の話で捕まってたまるかと言う。バートはシスコを殴る。シスコはジムは自分の息子だ、父として会えないのが復讐だと考えろと話す。

 二人は屋敷の宴に参加する。バートは明日テキサスに帰る、シスコを連れてと話す。シスコはジムを監禁し、バートは痛めつけて国境に返せと話す。

 翌日道中には市長たちが待っていた。ジムは監禁された部屋から逃げ出すが、手下たちにやられ連れ戻される。シスコはジムに母の写真を見せ、自分が父親だと話す。

 国境まで連れてこられたバートだったが、そこへ弁護士が仲間を連れ現れ、シスコを倒すと話す。市長にも声をかけ、昔は戦ったんだろう手伝ってくれと話すが、市長は歳をとりすぎたと断る。バートは手伝ってくれと話すが幸運をと言って別れる。バートは市長のもとへ行き、銃を借り、屋敷へ戻る。

 とらわれていたジムは女に助けられ、脱出するが見つか理、女は撃たれる。

 マクレオが弁護士たちの反乱の話をシスコに伝えに来る。シスコたちは迎え撃つため、谷へ向かう。弁護士に合流したバートは策を授け、谷で一味に一斉攻撃をする。

 バートは一人シスコの屋敷へ向かう…

 

 途中父と息子の話が入るは正直ダラけるが、ラストの集団の銃撃戦から屋敷でのラストまでは、これぞ西部劇って感じだった。ここのところ、ジョン・ウェインの西部劇ばかり見てきたので、お互いの弾がなかなか当たらない西部劇も新鮮(笑

 これぞマカロニウエスタンなんだろうなぁ、と思える一作。