●123 サブウェイ123 激突 2009
1974年作品のリメイク。あらすじはこちら。細かい点で違いはあるが、大筋ではオリジナルと同じストーリー展開となる。
オリジナルとの大きな違いは3つ。
1点目は時代に合わせて、インターネットの使用が色々と影響している点。
2点目はオリジナルが犯人vs指令室と警察の図式だったものが、本作では犯人ライダーvs指令室ガーバーの図式となり、二人の思想や生き方に焦点が当たった点。
3点目は犯人をいかに捕まえるか、という点。
犯人がジョントラボルタで、指令室がデンセルワシントンならば仕方ないだろうなぁ。でもガーバーが身代金を運び、列車を動かし、しかも最後はライダーを追っかけるというのはどうだったか。オリジナルのラスト、本当のラストシーンのニヤリとした顔がこの映画の見所の一つだったと思うんだけど。
インターネットで瞬時に情報を得る(警察も犯人も)というのは、時代にもあっているし、緊張感を産んだので良いと思うし、犯人の動機が描かれたのも、このような無茶な犯罪をした理由になると思うので良いと思う。ただラストがなぁ。でもネットの使用(ノートパソコンで車内の映像が警察側に見えている)があって犯人たちの顔バレがあるから、オリジナルのようなラストはできないのか。うーん。そこを何とかひねってくれれば満点だったのに。