プレデター2

●124 プレデター2 1990

 ロサンゼルス1997年。麻薬組織と警察が街中で銃撃戦をしていた。ハリガン警部補は現場に駆けつけ、路上の敵を倒し、ビルに逃げ込んだ組織のメンバーを追う。そこへ本部から連邦特捜班が来るのを待つように指示がかかる。しかしハリガンはビルに突入する。屋上に犯人の一人を追い詰めるが、彼は何かを見て恐れており銃を発射する、ハリガンは彼を撃ち、犯人はビルから落ちて死亡する。ビルの中を調べるがそこには何者かに切り刻まれた組織の男たちの死体があ理、死体の一体は高い場所に吊るされていた。ビルには銀色のヘリが到着し、見慣れない姿の男たちが調査に入る。

 ハリガンは署に戻る。署長から連邦特捜班が事件の調査の指揮をとることを告げられ、キース捜査官を紹介される。また新任のジェリー刑事と会う。

 その夜、コロンビア系の麻薬組織の男の家にジャマイカ系の組織の人間たちが押し込んでいた。そこへ姿の見えない何者かが侵入し、男たちを皆殺しにする。通報を受けたハリガンたちは現場に向かうが、そこで見たのは、前の件と同じような光景だった。組織同士の争いとは思えなかった。現場に唯一残っていた女は悪魔を見たと証言する。キースが現場に来てハリガンたちに出て行くように言う。ハリガンはジェリーに生き残った女の跡をつけるように指示、部下のダニーと夜中に待ち合わせ現場を再確認することにした。

 ジェリーから女は病院に行かず、銀色のヘリで運ばれたこと、そこにキースもいたことを聞く。明日からはキースの尾行をするよう指示する。その頃ダニーは現場に一人で戻り気になっていたブツを取りに屋上へ上がるが、そこにいたのはプレデターで、彼は殺される。

 翌日ハリガンは本部長からキースの邪魔を二度としないよう厳命される。ハリガンは建物の中でキースを見つけ、彼を捕まえ、犯人は自分たちで捕まえると宣言する。

 ハリガンはジェリーからキースの動きを聞き、センサーをあちこちに設置していること、食肉工場側で巻かれたことを知る。女部下レオナにはジャマイカ系麻薬組織のボス、キングウイリーに会う手はずを整えるように指示する。

 ハリガンは鑑識に寄り、ダニーが持っていたブツを調べてもらう。それは地球ではありえない金属で出来ていた。

 ハリガンを迎えにキングウイリーが来る。ウイリーに犯人の情報を聞こうとすると、彼は別の世界の者、魔物だと話す。しかし彼もハリガンが去ったのちにプレデターに殺される。

 ハリガンたちは鑑識の協力者からの情報から食肉工場が関係していることを知り、そこで落ち合うことに。レオナとジェリーは地下鉄でむかうが、チンピラが騒ぎを起こす場面に立ち会う。そこにプレデターが現れ、地下鉄内はパニックになる。ジェリーはやられるが、レオナは妊娠していたため、プレデターには殺されずに済む。

 ハリガンは地下鉄内を調べ、プレデターが見つけ跡を追う。しかし途中で特捜班に捕まる。そこでキースから真実を聞く。彼らが追っているのは10年前ジャングルで部隊を襲ったヤツでずっと彼らは追いかけていた。行動を監視し、食肉工場に罠を仕掛け、生け捕りにするつもりだと聞く。ハリガンは車両内で彼らの捕獲作戦を見ていたが、彼らが危うくなったため助けるため現場に突入する…

 

 あらすじを書いたが、実は上に書いたあらすじは映画の前半部分。後半は全てハリガンがプレデターと戦うシーンになっている。それだけ戦いのシーンが長いということ。

 シリーズ第2作なので、どうしても前作との比較となるが、書いたように後半が長すぎる感が否めない。前半ほぼなかった笑いを取ろうとしているようなシーンまで含まれていて、冗長と感じてしまう。

 ラストについては、やっと倒したと思った瞬間に、新たな敵が現れるというのはビックリするし、その後の行動にはもっとビックリするし(笑

 プレデターの存在理由や行動パターンや意識などが、前作に比べれば少し明らかになったが、また謎を増やしただけ、という部分もある。次から次へと続編を作るつもりだったのかしら?まぁ、次もあれば見ちゃうけど(笑