パリの恋人

●136 パリの恋人 1957

 オードリーヘップバーンとフレッドアステア主演のミュージカル。

 ファッション雑誌の専属カメラマンのアステアが撮影のため訪れた本屋でそこの店員であるヘップバーンと知り合う。彼女のことを気に入ったアステアは新しいモデルとして彼女を雑誌の編集長に売り込み、編集長も気にいる。パリで彼女をモデルとして撮影したい編集長とアステアはヘップバーンを誘う。最初は困惑していたヘップバーンだったが、憧れの共感主義論者のフロストル教授に会えると知って、パリへ3人で旅立つ。

 パリでの撮影の合間にヘップバーンは教授に会いに行くことに。アステアはそんな彼女を教授の元から連れ出すが、二人はそれが元で喧嘩をしてしまう。彼女はまたしても教授に会いに行く。しかし教授は彼女の思っているような人ではなかった。

 後悔するヘップバーン、アステアともう一度会いたいと願うが…

 

 題名は知っていたが、ミュージカルだとは知らなかった。主演の二人の恋物語が描かれるが、この時ヘップバーン20代後半、アステア60歳目前。さすがにちょっと無理がある。ヘップバーンの見所は歌って踊るシーン、モデルとして様々な撮影に臨むシーン。極め付けは、暗室でモデルになることを口説かれるところで突然ライトが当たった時のアップのシーン。本当にキレイ。アステアは映画半ばまで見所がなく焦らされるが、ヘップバーンの部屋から見える場所での一人での踊りはさすが。

 ストーリーはあってないようなもの。ヘップバーンのプロモーションビデオのよう。