墓石と決闘

●140 墓石と決闘 1967

 OK牧場の決闘の後日談。

 OK牧場での決闘は終わったが、敵のボスであるクラントンはまだ生きていた。アープ兄弟とクラントン一味は街で反目し合っていた。次の保安官選挙に絡み、アープ兄弟のバージルは撃たれ、足が不自由になった。替わりに立候補した弟のモーガンは一味に射殺される。裁判に持ち込むが、目撃者が証言を恐れたため、証拠不十分で有罪とすることはできなかった。

 ワイアットは街を離れるが、そこへ連邦保安官へ任命するという連絡が入る。またクラントン一味への賞金もかけられた。ワイアットは仲間を募り始める。一方、クラントン一味は数を増やし、ワイアットを追う。ワイアットたちとクラントン一味の戦いは続き、ワイアットは一味の者たちを次々と射殺する。その様子に相棒であるドクはワイアットを批難し喧嘩となるが、ドクは喀血してしまう。

 ワイアットはドクをデンバーへ運び入院させる。ワイアットはそこで州保安部長への任命を打診される。またクラントン一味がメキシコへ逃げ、そこで牛泥棒をしているとの噂も耳にする。ドクに部長への任命を受けるつもりだと話したワイアットだったが、メキシコへの列車へ乗り込む。そこへドクの姿が。二人はメキシコへクラントン一味を追いに行くことになる。

 メキシコでも一味を追い詰めるが、逮捕状がない。法を守るためではなく、復讐としてクラントンを倒すとワイアットはドクに話す。そしてクラントンのアジトへ向かう…

 

 史実に基づいているということで、あまりドラマ性はないストーリー。OK牧場の決闘で全てが解決した訳ではないということはハッキリとわかる。

 法を守ると宣言していたワイアットが、最後に弟たちの復讐のためだと話すのは納得がいくが、それならば最初から復讐劇としてハデにやったほうが映画としては面白かったと思うが、史実に基づいているので仕方なしか。

 当然のことながら、OK牧場の決闘が見てみたくなった。