ダーティハリー2

●213 ダーティハリー2 1973

 裁判所から労働組合幹部が無罪判決を受けて出てくる。マスコミなどに取り囲まれる。裁判所の周りには判決に納得できない市民などが大勢集まっていた。彼らが乗った車を白バイ警官が止める。免許の確認などをしていたが、突然車に乗っていた人間全員を射殺する。

 現場を警察が調べているとキャラハン刑事が相棒と見にくる。警部補から見張りの仕事をするように言われる。二人は空港で働いている元同僚のハンバーガーショップに行く。ハンバーガーを食べながら空港職員が騒ついているのをキャラハンは目撃しそちらに向かう。そして飛行機がハイジャックされたことを知る。キャラハンはパイロットに紛争し飛行機に乗り込む、犯人たちを捕まえる。

 署に戻ったキャラハンは同僚のチャーリーと出会う。彼は警官の仕事の愚痴をこぼし、妻キャロルと別れて暮らしていることを話す。キャラハンは射撃練習場へ行く。そこに4人の新人警官たちがいて話をする。彼らも良い腕を持っていた。

 白バイ警官が高級住宅地にあるプールを狙う。マシンガンと爆弾でプールで遊んでいた全員を射殺する。キャラハンはキャロルの家に行き、チャーリーのことを話す。キャロルはチャーリーは精神的に病んでいると話す。キャラハンは相棒から呼び出される。雑貨屋に強盗が入ろうとしているところだった。キャラハンは犯人たちを射殺する。

 署に戻った二人は新人4人組とすれ違う。彼らはキャラハンの相棒の後輩だった。

 ホテルから出てきた売春婦がタクシーに乗る。彼女は男の家に行くが、男は女から金を取り上げ、薬の入ったスプレー缶を飲ませ殺してしまう。翌日その男が乗った車を白バイ警官が追い、またも射殺してしまう。

 キャラハンは家に戻る。階下で同じアパートのサリーと知り合う。彼女を部屋に招き入れたところで警部補から呼び出しがかかる。キャラハンは殺人課に戻ることに。続いている連続殺人の犯人を捕まえるためだった。犯人は独自に裁きをしているというのが上の推理だった。警察は犯人の候補者を選定し、それぞれに見張りをつけようとしていた。キャラハンは担当の悪を尾行、車越しに声をかける。ガズマンを見張っていた別のコンビが部屋で女性が撃ち殺されたのを目撃、現場に駆けつける。やったのは白バイ警官のデイビスだった。彼はその場にいたチャーリーも撃ち殺す。

 キャラハンは尾行の件で警部補に呼ばれる。そこで連続殺人の犯人は白バイ警官、チャーリーだと話すが、警部補からチャーリーはガズマン殺害現場で殺されたと話す。

 警察で射撃大会が行われる。毎年優勝しているキャラハンだったが、優勝はデイビスにさらわれる。キャラハンはデイビスの銃を借りて撃ち、夜銃弾を探し、線状痕を調べる。銃弾を警部補に見せるが、証拠にはならないと言われる。

 翌日パランシオの逮捕に向かう。キャラハンの推薦でデイビスたち新人警官も一緒に行くことに。しかし密告があり、パランシオ一味との銃撃戦となり、新人警官が一人死亡する。

 キャラハンは相棒に連続殺人の犯人は警察内部にいることを告げ、裏組織がある可能性を示唆し、銃弾を預け、気をつけるように言う。家に戻ったキャラハンを新人警官3人が待っていた。犯行を認め、仲間になるよう誘われるが、キャラハンは断る。3人は去って行く。玄関に戻り、ポストに仕掛けがないか慎重に調べるキャラハン。中には爆弾が仕掛けられていた。部屋に戻り、相棒に連絡しようとするが連絡がつかず、相棒はポストに仕掛けられた爆弾で死亡する。そして警部補に連絡。警部補が部屋に来て一緒に出かける。車を運転するよう指示されたキャラハン、警部補は新人警官たちのボスだった。車の中で格闘し、警部補を倒すが、白バイ警官たちが追って来ていた。海岸の工場へ逃げ込み、彼らと対峙する。なんとか3人を倒し、車に戻ると警部補が銃を持って待ち構えていた。車にあった爆弾を作動させ、警部補が乗るのを見送るキャラハンだった。

 

 これももちろん以前に見ている。今回気がついたが、原題は in MAGNUM FORCE で、どこにもダーティハリーの名前は入っていないのね。でマグナムが活躍する話と思いきや、原題は新人警官たちが使っていたマグナムのことを言っていたのかなぁ。

 前作ダーティハリーのところでも書いたが、前作ラストで警官バッジを投げ捨て、カッコ良く終わったのに、その辺の説明は一切無しだった。ただ殺人課からは外されていたようだったけど。さらに新しい相棒との会話の中で、前作の相棒チコについてちょっとキャラハンが喋るシーンがあってちょっとだけホコっとした(笑

 ダーティハリーは1作目が良いと言う人と、2作目が良いと言う人に分かれるが、自分は1作目の方が好きだなぁ。前作は法の無力さを嘆くキャラハンが最後現行犯ということで犯人を射殺するのがウリだったのに、今作はキャラハンの方が法を守る、と犯人たちに宣言しちゃうのがなんだかなぁ、と感じる。

 というか子供の頃にこの映画を見たときに、犯人の代表格がデビットソウルだったのにひどく驚いたというのもある。彼は「刑事スタスキー&ハッチ」のハッチ刑事だからね。大好きだったドラマだったから、その人が犯人役だというのにショックを受けた記憶がある。今wikiで見ると、この映画の後にドラマが始まったのね。なら仕方ないか。