モスラ対ゴジラ

●328 モスラ対ゴジラ 1964

 巨大台風が日本を襲う。新聞記者酒井と助手純子が被害を受けた倉田浜へ取材に向かう。そこで奇妙に光る物体を見つける。一方、静之浦海岸では巨大な卵が発見される。陸に揚げられた卵を三浦博士が調査する。ハッピー興行社が卵を漁民から買い取る。酒井と純子は卵の取材もする。そこで小人で双子の女性と出会う。彼女たちはインファント島から来たといい、卵は島のモスラの卵であるため、返してほしいと訴える。酒井たちはハッピー興行社と交渉するが、彼らは卵を返そうとはしなかった。双子の女性たちは島へ帰る。

 最初に酒井たちが見つけた光る物体から放射能が検出される。そして倉田浜にゴジラが現れる。ゴジラを倒すためにモスラの力を借りようと思いつく。そしてインファント島へ行き、助けを求めるが断られる。しかし純子の訴えで双子の姉妹は願いを聞き入れる。

 ゴジラモスラが戦う。モスラが優勢になるが、モスラの寿命は尽きてしまう。自衛隊ゴジラと戦っている間に、モスラの卵が孵化、2匹の幼虫が生まれる。幼虫はゴジラに糸を吐き、ゴジラを繭にして海に落として退治する。

 

 子供の頃に観たはずだが全く記憶がない。この歳になって改めて観ることに。ストーリーは陳腐なものだが、人間に不信を持つ島民の言葉などがこの時代に作られた映画だと感じさせる。

 特撮はやはり今見れば安っぽく見えるが、ゴジラが城を壊すシーンなどはなかなか良くできている。ゴジラから人々が逃げ惑う群衆シーンや自衛隊の多くの隊員が現場に向かいシーンなど、エキストラがメチャメチャ多く使われていることに感動。