ゾンビ ディレクターズカット版

●356 ゾンビ ディレクターズカット版 1978

 ゾンビが町中にあふれパニック状態に。TV局での放送も混乱していた。局員のフラニーはスティーブンにヘリで脱出しようと誘われる。

 SWATのロジャーとピーターは建物にこもる犯人たちとの銃撃戦に参加していたが死んだ犯人たちがゾンビ化し現場はパニック状態に。2人はヘリで脱出するスティーブンとフラニーに合流、ヘリで脱出する。途中、軍と住民たちがゾンビを射殺する現場などを見ながらスタンドで燃料の補給を行う。ここでもゾンビに襲われるがSWATの二人は射殺する。

 4人はショッピングセンターのヘリポートに降りる。安全を確かめ上階で食料を確保する。さらにロジャーとピーターは下階の売り場へ侵入、必要な物資を得る。スティーブンは館内の図面を入手する。一人残ったフラニーをゾンビが襲うが彼女は発炎筒で対応、戻ったスティーブンがゾンビを射殺する。

 フラニーは妊娠しておりカナダへ逃げることを望むが燃料の問題やこの場所には何でもあることからスティーブンは反対する。ロジャーとピーターは外のゾンビのショッピングセンターへの侵入を避けるために、近所にあった大型トラックをセンターの入り口に横付けすることに。しかしその作戦途中でロジャーはゾンビに噛まれてしまう。

 4人は銃器と弾丸の補給のためまた売り場へ。ロジャーの容態は悪化していき、フラニーの調子も悪くなってくる。しかし4人はセンター内での何不自由ない生活を楽しみ始めていた。

 ロジャーの様子がさらに悪化、ゾンビ化してしまい、ピーターが射殺をする。それでも3人はセンター内の生活を楽しんでいた。

 さらに月日が経ち、TVの放送がなくなってしまう。フラニーはヘリの操縦を習得する。そんな時、センターに目をつけた暴走族の集団が3人に連絡してきてセンター内へ侵入してくる。ピーターとスティーブンは見つからないように集団を監視していたが、センター内の物資を奪われるのを見たスティーブンは怒って集団に発砲、集団から逃げるがエレベータ内に隠れているところを見つかり撃たれてしまう。センター内は2人、暴走族集団、ゾンビたちの三つ巴の戦いになる。スティーブンはエレベータ内で負傷しているところをゾンビに襲われゾンビ化してしまう。バリケードも破られフラニーとピーターはヘリで脱出をする。

 

 子供の頃に初めて観て以来、なぜか何度でも観てしまう一本。今回も数年ぶりに観たがやっぱり面白い。いわゆる名作、とは言えないのだろうが、それでも何年たっても観る者を楽しませ続けてくれるだろうことは間違いない。

 なぜこんなにこの映画に惹かれるのだろう?ショッピングセンターでの行動が自分の物欲を満たしてくれるからか。それとも動きの遅いゾンビを撃ちまくる爽快感からか。やっぱり理由はわからないが、また何年かしたら観てしまうんだろうなぁ。