総門谷 下 高橋克彦

総門谷 下 高橋克彦

 前作の続き。顕の父が残した手紙によって総門谷の正体、顕の母親のことが判明。さらに谷を支配する総門や死徒のこともわかる。さらに谷への入り口を示す暗号も添えられていた。顕は友人に暗号解読を依頼、E2メンバーは死徒たちとの戦いの準備をする。

 死徒が首相の体を乗っ取り日本支配をしようとする。E2メンバーは自衛隊と協力、谷へ侵入。最後の戦いが始まる。

 

 死徒たちの正体はなんと過去の偉人、有名人たち。総門谷は地下都市。月は宇宙船であり、月を使って地球人を脅そうとする。なんだかメチャクチャな設定だが、読んでいるときは引き込まれてしまう。ただあの偉人たちが変なプライドを持っていたり、初歩的なミスをしたり、で情けない(笑 まぁそれがあるから顕たちの攻撃が始まるが…

 話のスケールの大きさはやはり「竜の柩」の方が上。仕方ないのでもう一度「竜の柩」を読み直すか(笑