ジュマンジ/ネクスト・レベル

●406 ジュマンジネクスト・レベル 2019

 前作でゲーム「ジュマンジ」で仲良くなった4人は大学生になっており、久しぶりに再会することに。しかしその場にスペンサーがやってこなかった。彼はNYの大学に行ったが生活に馴染めず、「ジュマンジ」を修理しその世界へ入ってしまっていた。それに気づいた3人は彼を助けるために「ジュマンジ」の中へ。しかしべサニーは現実世界に残ってしまう。さらに、その時に家にいたスペンサーの祖父エディとその友人マイロも「ジュマンジ」の世界へ。

 べサニーは仲間を助けるため、前作で知り合ったアレックスの力を借り、一緒に「ジュマンジ」の世界へ入る。6人が力を合わせて「ジュマンジ」からの脱出を図る。

 

 前作を去年観たが、ブログに書いていなかったようだ。Amazonプライムでの配信がそろそろ終わりになるということで観た。順番は逆になるが続編の本作から。

 前作はゲームの世界に迷い込んだ4人の仲間が力を合わせ脱出をし、その過程で仲良くなるというもの。今回はその続きだが、前作で主人公的に(ゲーム内で)活躍した彼が実生活で自信を失い、またゲームの中に入り込んでしまうという展開。さらに続編であることから、新しいキャラ(老人2人 笑)が加わり、ゲームの難易度は上がったように思う。映画としては、続編でもあり新キャラもいることをうまく利用し、説明的な部分を省略しテンポよく話が進む。

 一方で、仲違いしている老人2人の思いを描く。遠距離恋愛となった主人公カップルのこともあるが、どちらかと言えば、老人2人の方が主役的な扱いに。仲違いの理由はなかなか明かされないが、それが明かされると同時に、「生きがいとは」「老後の人生とは」というテーマが語られ、ゲーム内の世界というハチャメチャなストーリーに重みをもたらしていて、それが成功している。

 人数が増えた分、あっさりとゲーム内でキャラが死ぬことが多くなった気もするが(笑 残りのライフポイントが1つになってからが勝負だから仕方なし。

 ゲーム内ラストの老人たちの会話や、現実世界に戻った祖父の言動などしっかりと作り込まれている。エンドロールが始まってから描かれるラストのシーンは、さらなる続編への布石か?