ブリジット・ジョーンズの日記

●480 ブリジット・ジョーンズの日記 2001

 32歳のブリジットは新年パーティのため実家に帰る。そこで両親から幼馴染のマークを紹介されるが服のセンスのなさに絶望する。ロンドンに戻った彼女は今年こそと日記をつけ始め新しい生活をしようと試みる。

 出版社に勤務する彼女は編集長ダニエルに憧れていた。些細なことがきっかけで二人はメールのやり取りを始める。会社主催のパーティでブリジットは失敗を犯し落ち込むが、そんな彼女をダニエルが食事に誘う。パーティでマークと会った彼女はダニエルが彼と知り合いで、マークがダニエルのフィアンセを奪った過去を聞く。二人は付き合い始める。

 ブリジットの母親が夫に愛想を尽かし通販番組のアシスタントとして働き始める。

 ブリジットは実家近所の仮装パーティに参加するために、ダニエルと旅行をするが、彼は仕事で急用が入り一人帰ってしまう。パーティに参加したブリジットはマークをダニエルのフィアンセのことで非難する。ロンドンに帰ったブリジットはダニエルが会社の女性と浮気をしている現場を目撃し別れることに。

 ブリジットは転職を決意、TVのキャスターとして働き始める。そんな時友人のパーティに参加した彼女はそこでマークと出会い、彼から愛の告白を受ける。ある日ブリジットは裁判の取材に出かけるが取材チャンスを逃してしまう。しかし弁護士のマークの好意で独占取材をすることに成功、彼女の名は一躍有名になる。

 33歳の誕生日を迎えたブリジットは友人たちを招きパーティを開くことに。料理が上手くいかず困っていたが、マークが現れ料理の腕をふるう。友人たちやマークと仲良くやっているとダニエルが現れ、マークと乱闘騒ぎになってしまい、マークは去っていくことに。ダニエルに口説かれるがブリジットは彼を拒否する。

 クリスマスに実家に戻ると、浮気をしていた母親が父親の元へ帰ってくる。よりを戻した両親が知り合いのパーティに参加することになり、ブリジットも誘われるがマークと会うことを嫌い参加を拒否する。しかし母親がマークが離婚した原因が友人にフィアンセを寝取られたからだという話を聞き、ブリジットはパーティに参加、マークに謝罪、愛の告白をする。その直後マークの両親の挨拶で、マークがNYへ転勤することを知ったブリジットは彼を引き止める言葉を話しパーティから去る。

 友人たちに誘われパリ旅行へ行こうとしていたブリジットの元へマークがやってくる。喜ぶブリジットだったが、マークはブリジットがつけていた日記を読んで家から出て行ってしまう。彼女はマークを追いかけるが、彼は新しい日記帳を購入していたのだった。

 

 冒頭のマークのトナカイのセーターを観て大笑いしてしまった。これは良いラブコメだなと思ったら全くその通りだった。また観ている最中にこれが「東京タラレバ娘」の元になったんだろうなぁと思った。酒と食べ物に溺れる独身の30女の生態のリアルさ、仲の良い友人たちのグチパーティ、時々出てくる妄想。しかしwikiによれば作者の東村アキコさんは全く別の理由からこの漫画を思いついたそうで。日本でも外国でも30女の本音は変わらないということか。

 主演のゼルウィガーの破天荒ぶりもスゴいし、ヒューグラントのダメ男っぷりもスゴい。久しぶりに楽しいラブコメを観た。続編もあるようで、こちらも観てみたい。