ローマの休日

●500 ローマの休日 1953

 ローマを訪問中のアン王女は夜密かに屋敷から抜け出る。その頃新聞記者のジョーは友人たちと賭けトランプをして負けていた。夜の街を歩いていたジョーは道端で横になっている若い女性を助けるが、彼女が酔っており家が分からなかったため自宅に泊めることに。

 翌朝出社したジョーは新聞記事から女性がアン王女ではないかと疑い、上司に特ダネを取ってくると豪語、賭けまでする。家に急いで戻ったジョーは寝言から王女であることを確信する。ジョーの家を去る王女だったが、ジョーは彼女の後をつけ、友人のカメラマンアーヴィングを呼び出す。王女をローマ観光して歩き、夜王女が美容師から聞いたダンスパーティに参加する。そこには王女を探すSPたちがおり、王女は連れ戻されそうになるが、王女が反抗、ジョーたちも加わりパーティは大騒ぎになる。

 二人は川に飛び込み追っ手から逃げる。助かったとわかったジョーは思わず王女にキスをする。濡れた服を乾かすためにジョーの家に帰るが、王女は家に帰らなければと話し、ジョーは彼女を車で送って行く。

 翌日病気を理由に公務を断っていた王女が新聞記者たちの前に姿を現す。そこにはジョーとアーヴィングもいた。

 

 このブログで取り上げる500本目にふさわしい、言わずと知れた不朽の名作。

 金曜ロードショーで新吹き替え版を放送していたので思わず観てしまった。池田昌子さんという絶対的エースから引き継いだ早見沙織さんはなかなか良かったと思うが、グレゴリーペック役の浪川大輔さんはちょっとイメージと違ったように思う。どうしても「五右衛門」の声に聞こえてしまうし、少し渋過ぎでは?と言って適当な人が思いつくわけでもないが。あとは美容師マリオ。この人はどうしても広川太一郎さんの声を思い出してしまう。やはりあの人は天才だったんだなぁ。