シベリア超特急

●578 シベリア超特急 1996

 シベリア超特急山下奉文陸軍大将、佐伯大尉、青山書記官が乗り込む。その列車の一等車には9部屋あり、様々な国から客が乗車する。列車が走る中、ソ連の軍人が殺される。青山が女性客がすり替わっているのに気づき、車内を調べ始めると、女性客が2名が行方不明であることが判明。さらに、ドイツの軍人、車掌が殺されているのが発覚する。青山たちは残った外国人男性の犯行だと推理するが、彼は山下大将の殺害を目論んでいた。さらに行方不明となっていた女性も山下大将を狙うが、青山の手によって女性は殺害される。残った女性2名を前に山下は自らの推理を披露するが…。

 

 簡単なあらすじは上記したが、本作ではほぼ意味はない(笑 超カルトムービーとして知られている本作。ツッコミどころ満載であるが、それをしても意味がない。

 昔本作を観た記憶があるが、エンドロール後の展開は全く覚えていなかった〜映画冒頭でエンドロール後に2回ある事が起こると予告されているが(笑

 このエンドロール後の展開こそが、本作の真骨頂。本作を観終わった後、水野晴郎の身内とも言えるぼんちゃんのyoutube動画を何本か観たが、水野晴郎本人は本作をえらく気に入っていたようだ。確かにエンドロール後の展開を映画でやってみせた映画監督は一人もいない。まぁ誰もやらないだろうが(笑

 上記したぼんちゃんのyoutubeの動画で驚いたことを一つ。「シベ超」はこの後シリーズ化されていくのだが、水野晴郎はなんと高倉健さんにまでオファーしたとのこと。動画ではそれに対する健さんのお断りの手紙を披露している。水野晴郎本気だったんだなぁ。確かに本作でもかたせ梨乃出演もスゴいが、スタッフに超一流の人たちがいるのにもビックリ。水野晴郎の映画愛の集大成なのだろう。

 可能であれば全シリーズを観てみたい(笑