●591 地下鉄のザジ 1960
10歳の少女ザジは母親に連れられてパリにやってくる。母は恋人とデートを楽しむために、ザジの叔父カブリエルにザジを預けて行ってしまう。
ザジは地下鉄に乗るのを楽しみにしていたが、地下鉄はストでお休みだった。翌朝ザジは一人で街に出て地下鉄に乗ろうとするが、ストは依然続いていた。街で出会った男とパリの街を楽しみ家に戻る。ガブリエルとともにエッフェル塔へ行くが、今度は叔父がどこかへ行ってしまう。ザジはまたも男と再会、ガブリエルを追うことになるが。
なんだこりゃ、というのが正直な感想(笑 画面遊びが満載で、早回しやカットのぶつ切りなどが連続するシーンは、サイレント映画や日本の古いお笑い番組のコントを見ているかのよう。日本のコントはこの映画をお手本にしたのかも。
ストーリーはあってないようなもので、ひたすらナンセンスな場面転換が続く一方で、セリフは哲学的なものから当時流行りの言葉と思われるものまで洪水のように流れ続ける。
60年前にこんな映画が作られたことが驚きだが、wikiによればその原作は大ヒットしたらしい。昔からフランス人の感性がスゴいということか。
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