●048 ワーロック 1959
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ワーロックの街はサンパブロ牧場の荒くれ者たちに悩まされていた。彼らにより保安官も街からいなくなる。彼らの中のジョニーだけは仲間のやり方に異を唱えていた。街の住民は新しい保安官クレイを雇う決心をする。
クレイが街に来ると早速サンパブロの連中が店に現れる。一人がクレイと撃ち合いになりそうになるがクレイの銃が早く、クレイは連中に法を守るよう言い、街から帰らせる。ジョニーはその際街に残る。
ある日街に来る駅馬車が襲われ男が一人殺される。駅馬車にはリリーという女性が乗っていた。彼女は過去に夫をクレイに殺されていて復讐を誓っていた。駅馬車で殺された男は夫の弟。夫はクレイとの勝負で負けたのだが、なぜ勝負をしたのかわからなかった。リリーはクレイの相棒モーガンと昔恋人だった。実は駅馬車で男を殺したのはその相棒だったのだ。
クレイは駅馬車を襲った犯人たちを連れて戻り群保安官を待とうとするが街の人々は犯人たちを処刑しろと騒ぐ。しかしクレイが集団騒ぎを見事に抑える。翌日群保安官が来て街の保安官を募集するとジョニーが志願する。襲撃犯たちは裁判で無罪となるが、街への出入りは禁止される。が、クレイへ決闘を申し込みに街へ来る。決闘を申し込んだのはジョニーの弟。しかしクレイたちは影から加勢をしようとしたものも含め見事に倒す。
ジョニーは単身牧場へ乗り込み街へ入るなと警告するが右手をやられてしまう。牧場の連中は明日街へ乗り込むと予告する。クレイはジョニーを助けようとするがモーガンに脅され止められる。しかしジョニーは手負いの状態でも街の住民の助けもあり決闘に勝ち連中を逮捕する。
一方クレイはモーガンのこれまでの行為を知ることとなる。怒ったクレイは今後は一緒に行動しないことを告げる。その夜モーガンは酒に酔い、銃を持ち出しジョニーを狙う。クレイはジョニーを閉じ込め自らモーガンと対峙する。話し合いで解決を図ったがモーガンが銃を抜いたためクレイはモーガンを撃ち殺す。が、相棒を殺したことからその死体を置いた家に火をつける。そこへジョニーが駆けつけ街から出ていくように命令。しかしクレイは受け付けない。翌朝になれば逮捕すると告げる。
そして翌朝、いよいよ二人の決闘シーンとなるが…
人間関係が少し複雑なのとモーガンのクレイに対する感情が理解し難いことでわかりにくいストーリーとなっている。しかしそれぞれの正義や価値観がわかると納得できるようになっている。モーガンを殺した後のクレイの感情の爆発とラストシーンの見事さがヘンリーフォンダの見せ場となっている。
関係ないが敵役の中に一人ちょっと見せ場がある男がいて、どこかで見た顔だと思ったら、後のスタートレックのドクターマッコイだった。いやはやビックリ。