2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
●399 3月のライオン 前編 2017 桐山零は幼い頃に家族を交通事故で亡くし、父の友人でプロ棋士の幸田の内弟子となる。自身もプロ棋士となった零は幸田と対局することになり幸田に勝つ。幸田は零との対局後調子を落とす。零は先輩棋士に連れられ酒を飲みに行く…
●鬼滅の日本史 小和田哲男 戦国武将のことを勉強するために、小和田さんの本を探していて偶然見つけた一冊。 昨年大ヒットした鬼滅の刃に便乗したと思われる(笑 しかし「鬼滅の刃」関連の絵、イラストなどは一切なし。それでも内容はなかなか面白かった。 …
●398 太陽の中の対決 1965 アパッチ族が野生の馬を捕まえているところへ白人ビリーがやって来て、ジョン・ラッセルにメンデスがデルガドの中継所で待っていると伝える。ラッセルは白人だが、アパッチ族に育てられ一緒に暮らしていた。 ラッセルは仲間ととも…
●死体ばんざい 星新一YAセレクション オー・ヘンリーの短編集を読み終えたが、同じ出版社の和田誠さんのイラスト付きの星新一さんのセレクションがあるのを知ったので早速読んでみた。 12編の短編。「YAセレクション」の「YA」は「ヤングアダルト」のことら…
●397 西部の男 1940 南北戦争後、人々は西部に向かった。しかし牛追いと農民との間で対立が起きる。酒場の主人であり判事を名乗るビーンは牛追いの味方となり、酒場で裁判を行い、牛を撃った農民に縛り首の判決を出す。 この街に馬泥棒の容疑をかけられたコ…
●家康(一) 信長との同盟 安部龍太郎 戦国時代のことを知りたくて、ここのところ小和田哲男さんの本などを何冊か読んでいるが、やはり小説を読むのがわかりやすいだろうということで読み始めたシリーズ。 章立ては、出陣、桶狭間、大樹寺、清洲同盟、築山殿…
●カラット探偵事務所の事件簿3 乾くるみ シリーズ3作目の短編集。前作に引き続き本作も7編。 「秘密は墓場まで」 古谷の同級生が父親の墓参りをするが、誰かが先に墓参りをしていた。心当たりのない同級生がその正体を確かめることを依頼してくる。ポイント…
●396 いのちの朝 1961 武者小路実篤の「暁」を原作とした映画。話の流れは「暁」とほぼ同じであるが、映画だからなのか、微妙に異なる点もある。以下原作との相違点。 ・冬子は春子の夫が勤める保険会社で働いている ・映画冒頭から沢辺の名前が登場、春子の…
●暁 武者小路実篤全集 第十巻より 吉元小次郎は四十何年絵だけを真面目に描き続けてきた老画家。娘の春子からは大きな絵を描くように勧められるがそれを拒んでいた。昔からの友人で画家の村野は一流の画家になっておりその絵も高く売れていたため、春子は父…
●第9シリーズ #05 闇の果て 藤田彦七は、別宅で男とともに上方へ逃げた妻おりつとよりを戻そうとしていた。そこへ別宅を紹介してくれた吉兵衛が浪人たちと現れ、藤田を脅す。 翌日舟に乗っていた粂八と伊三次はすれ違った舟に顔見知りの藤田が乗っていること…
●395 ハンコック 2008 街で強盗が発生、犯人たちは車で逃走、パトカーとカーチェイスを始める。そこへ不死身の男ハンコックが飛んできて犯人たちを捕まえる。しかしハンコックはマスコミに非難される。彼は悪者を捕まえるが、その際道路や車、建物などを壊し…
●劇場の迷子 戸板康二 歌舞伎界の老優中村雅楽シリーズの4冊目にして最後の短編集。前作よりも多い28話の短編が収められている。作品発表は1977年から1991年まで。 前作よりさらに多い28話もあるが、中には数ページの超短編もある。全体的にこれまでよりも1…
●394 ワイルドバンチ 1969 兵隊に変装した強盗団が鉄道会社を襲い金をせしめる。しかしこれは事前にバレており強盗団は賞金稼ぎたちに待ち伏せされていた。銃撃戦となるが強盗団はなんとか逃げる。賞金稼ぎたちはソーントンをリーダーとした囚人たちで、鉄道…
●大図解 戦国史 小和田哲男 戦国時代のことをちゃんと学ぼうと思って読んだ1冊。同じ著者の子供向けの本「戦国大名の大常識」も合わせて読んだ。 日本史に圧倒的に弱いので、時代小説を読んでいてもちょっとチンプンカンプンなことがある。先日読んだ「目黒…
●393 トータル・リコール 1990 ダグラスは毎晩行ったこともない火星での悪夢を見てうなされていた。彼は妻ローリーと幸せに暮らしていた。なぜか火星への興味を持ってしまう彼は、火星への移住を妻に提案しても拒否されてしまう。仕事も今のものではないもの…
●392 翔んだカップル オリジナル版 1983 田代勇介は九州から上京し東京の高校に入学する。叔父の家を借りて住むことになったが、小遣い稼ぎのため下宿人を受け入れる。不動産屋に男のみという条件をつけたのだったが、下宿人となったのは、同じクラスの山葉…
●第9シリーズ #04 一本饂飩 盗賊改方は平和な日々を送っていた。見廻りに出るはずの忠吾は役宅の門番と会話しているところを鬼平に声をかけられる。今晩五鉄で鮑を食う鬼平に誘われたのだった。 見廻りに出た忠吾は一本饂飩で有名なうどん屋へ入る。後から来…
●391 時をかける少女 1983 和子は高校2年生。とある土曜日放課後に同じクラスの吾郎と深町と理科室の掃除に行く。掃除終わりに一人でいた時に実験室から物音がしたため部屋に入ると床のフラスコから白い煙が漂っており、和子はそれを嗅いで気を失う。気が付…
●赤い酋長の身代金 オー・ヘンリー ショートストーリーセレクション オーヘンリーの全7編からなる短編集。特に良かったものを1つ。 「ありふれた話」 新聞記者の私の元へ酒代欲しさにトリップがやってくる。彼は田舎から出てきた初恋の相手を探しにNYへやっ…
●目黒の狂女 戸板康二 歌舞伎界の老優中村雅楽シリーズの3冊目の短編集。前作よりも多い23話の短編が収められている。 前作から引き続き、「日常の謎」シリーズと言えるものが多い。巻末の解説によれば、冒頭の2作品が1968、69年発表の作品であるが、それ以…
●390 ダイヤルMを廻せ! 1954 トニー、マーゴ夫婦の元に推理作家マークがやってくる。トニーはテニス選手だったがマーゴのためにテニスを辞めていた。しかしマーゴはマークと不倫の仲。マーゴはマークからの手紙を1通失くしてしまっており、それを元に脅迫さ…
●389 市民ケーン 1941 贅沢の限りを尽くしたザナドゥ城に住むケーンが亡くなる。臨終の言葉「バラのつぼみ」という言葉を残して。 新聞王であったケーンの死亡のニュース映画を製作した会社が、最期の言葉「バラのつぼみ」の持つ意味を調べ始める。記者はケ…