本 2022

雨燕 北町奉行所捕物控 長谷川卓

●雨燕 北町奉行所捕物控 長谷川卓 裏表紙内容紹介より 北町奉行所・臨時廻り同心の鷲津軍兵衛と同期の加曾利孫四郎たちは、押し込み強盗の一味、赤頭三兄弟の隠れ家に踏み込んだ。だが、三兄弟の三男・吉三郎は一人逃げ延び、行方をくらませてしまう。岡っ引…

毒虫 北町奉行所捕物控 長谷川卓

●毒虫 北町奉行所捕物控 長谷川卓 裏表紙内容紹介より 行方が知れなかった凶賊・野火止の弥三郎一味の手掛かりを得、北町奉行所の臨時廻り同心・鷲津軍兵衛は調べに乗り出した。刻を同じくして、大名家の納戸方と居酒屋の小女の惨殺死体が相次いで発見され、…

古書カフェすみれ屋とランチ部事件 里見蘭

●古書カフェすみれ屋とランチ部事件 里見蘭 古書カフェすみれ屋は玉川すみれがオーナー、店の奥は古書店になっており店長は紙野頁。カフェに来た客の悩みを聞いた紙野がその客に一冊の本をオススメしながら、客の悩みを解決していく「古書カフェすみれ」シリ…

空舟 北町奉行所捕物控 長谷川卓

●空舟 北町奉行所捕物控 長谷川卓 裏表紙内容紹介より 京、尾張、駿河と殺しを続ける、通称「絵師」と呼ばれる男が江戸に潜入した。臨時廻り同心・鷲津軍兵衛は、最古参の与力・島村の命を受けて、駿河本町奉行所から「絵師」を追ってきた同心の西ヶ谷の力添…

カラダで感じる源氏物語 大塚ひかり

●カラダで感じる源氏物語 大塚ひかり 書籍紹介文より 『源氏物語』はエロ本である。どんなにエロティックか、そしていかに現代的であるかをあますところなく暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」…

錦絵で楽しむ源氏絵物語 岩坪健

●錦絵で楽しむ源氏絵物語 岩坪健 書籍紹介文より 江戸時代に出版された歌川豊国筆の『源氏物語』をカラー写真で掲載し巻ごとに絵とあらすじを見開きで紹介。絵を見て源氏物語の内容を想像していた当時の人々の鑑賞方法を、現代に再現する。 TVで源氏物語に関…

黒太刀 北町奉行所捕物控 長谷川卓

●黒太刀 北町奉行所捕物控 長谷川卓 裏表紙内容紹介より 袋物問屋伊勢屋の主が斬殺された。北町奉行所臨時廻り同心鷲津軍兵衛は圧倒的な斬り口から、数年毎に殺しを繰り返す「黒太刀」と呼ばれる男の手口と断ずる。殺しを請け負う一味の存在を確信した軍兵衛…

コレって、あやかしですよね? 斎藤千輪

●コレって、あやかしですよね? 斎藤千輪 ネット放送の「あやかしTV」は不思議な現象にスポットを当てる番組。ADの香月都はディレクター倉橋匠とともに番組を制作する。視聴者からの投稿を取材していく中で、都は様々な不思議な現象と出会い、その真実をみる…

日曜日の万年筆 池波正太郎

●日曜日の万年筆 池波正太郎 池波正太郎さんが週に1度の連載として書いたエッセイ51編をまとめたもの。 池波正太郎さんの「男の作法」を読んだが、マナーや作法がテーマということで正直時代的に少し違和感を感じる内容だったので、普通のエッセイを読んでみ…

弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇3 喜多みどり

●弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇3 喜多みどり 夫婦となったユウと千春はくま弁を営んでいた。会社を退職した雪緒がくま弁を訪れバイト募集の紙を見て応募、宅配を主に受け持つことになる。新たにくま弁の一員となった雪緒がくま弁で働く姿を描く短編…

男の作法 池波正太郎

●男の作法 池波正太郎 「鬼平犯科帳」の池波氏が作法について、口頭で述べたものをまとめた一冊。 この本を原作としたネット漫画を読む機会があり、なかなか面白かったので、原作本である本作を読むことに。 結構な序盤で語った文章がやはり「鬼平犯科帳」を…

風刃の舞 北町奉行所捕物控 長谷川卓

●風刃の舞 北町奉行所捕物控 長谷川卓 裏表紙内容紹介より 江戸の空に放たれた一本の矢。それは律儀な魚売りの命を奪った。北町奉行所同心鷲津軍兵衛は、矢の作りから、大身旗本を疑う。すると、手先の下っ引を同じ矢が襲い、軍兵衛も柳条流の遣い手の旗本家…

スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 友井羊

●スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫 友井羊 女子高生の沢村菓奈は吃音があり人と話すのを苦手としていた。クラスの人気者であり、スイーツ作りが上手い天野真雪に憧れていたが、話すことはできなかった。ある日、真雪が作ったチ…

死神の棋譜 奥泉光

●死神の棋譜 奥泉光 2011年5月、羽生名人と森内が争う名人戦、第4局。元奨励会員の夏尾により将棋会館に詰将棋が持ち込まれる。翌日、その夏尾が行方不明となる。元奨励会員でありライターの北沢は、同じく元奨励会員の先輩ライター天谷から、その詰将棋に関…

金魚の縁 新・大江戸定年組 風野真知雄

●金魚の縁 新・大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第9作にして、13年ぶりに刊行された新シリーズ第2作。 町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良…

計略の猫 新・大江戸定年組 風野真知雄

●計略の猫 新・大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第8作にして、13年ぶりに刊行された新シリーズ第1作。 町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良…

奈良まちはじまり朝ごはん いぬじゅん

●奈良まちはじまり朝ごはん いぬじゅん 主人公詩織は就職した会社が初出勤日に倒産するというひどい目にあい、「ならまち」を彷徨う。そこで出会った雄也の店主の朝ごはん専門店で働くことに。店の常連などと仲良くなりながら、彼らの抱える問題に詩織がお節…

神奥の山 大江戸定年組 風野真知雄

●神奥の山 大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第7作。町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良い家を探し、そこを「初秋亭」と名付け、隠れ家とす…

徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2 鯨統一郎

●徳川埋蔵金はここにある 歴史はバーで作られる2 鯨統一郎 バー「シベール」で繰り広げられる4人の歴史談義。常連村木老人、歴史学者の喜多川と助手安田、バーテンダーのミサキ。ミサキと村木老人が、奇想天外な歴史解釈をし始め、それを喜多川と安田は論破…

弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇2 喜多みどり

●弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇2 喜多みどり 夫婦となったユウと千春はくま弁を営んでいた。会社を退職した雪緒がくま弁を訪れバイト募集の紙を見て応募、宅配を主に受け持つことになる。新たにくま弁の一員となった雪緒がくま弁で働く姿を描く短編…

善鬼の面 大江戸定年組 風野真知雄

●善鬼の面 大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第6作。町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良い家を探し、そこを「初秋亭」と名付け、隠れ家とす…

金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴 鯨統一郎

●金閣寺は燃えているか? 文豪たちの怪しい宴 鯨統一郎 バー「スリーバレー」で繰り広げられる3人の文学談義。常連宮田、文学部教授の曽根原、バーテンダーのミサキ。宮田は、奇想天外な解釈をし始め、曽根原はそれをバカにするが、いつのまにか宮田の話に聞…

金狐の首 大江戸定年組 風野真知雄

●金狐の首 大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第5作。町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良い家を探し、そこを「初秋亭」と名付け、隠れ家とす…

文豪たちの怪しい宴 鯨統一郎

●文豪たちの怪しい宴 鯨統一郎 バー「スリーバレー」で繰り広げられる3人の文学談義。常連宮田、文学部教授の曽根原、バーテンダーのミサキ。宮田は、奇想天外な解釈をし始め、曽根原はそれをバカにするが、いつのまにか宮田の話に聞き入ることになる。以下…

盤上のアルファ 塩田武士

●盤上のアルファ 塩田武士 社会部から文化部への異動を命じられた秋葉隼介、年齢制限で奨励会を退会したが将棋が忘れられない真田信繁。二人が出会ったことで繰り広げられるドラマ。真田はプロ棋士となるために試験を受けることになるが…。「秋葉隼介」「真…

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 ウィリアム・ブリテン

●ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 ウィリアム・ブリテン ブリテンの「〜を読んだ〜」シリーズ11編とおまけの3編を含む短編集。有名推理小説作家のパロディとも言えるシリーズ。収録作は以下の通り。 ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 エラリー・クイ…

下郎の月 大江戸定年組 風野真知雄

●下郎の月 大江戸定年組 風野真知雄 大江戸定年組シリーズの第4作。町方同心の藤村慎三郎、三千五百石の旗本夏木忠継、町人の七福仁佐衛門はそれぞれ隠居をし、息子に家督を譲った。仲の良い3人は景色の良い家を探し、そこを「初秋亭」と名付け、隠れ家とす…

新・戻り舟同心 鳶 長谷川卓

●新・戻り舟同心 鳶 長谷川卓 同心を息子に譲り隠居していた二ツ森伝次郎が奉行所から永尋(ながたずね〜未解決事件)の担当として復帰する。同僚だった染葉、現役時代に使っていた岡っ引き鍋虎と孫の隼などと一緒に事件解決に奔走する。4作品で終わったシリ…

駒音高く 佐川光晴

●駒音高く 佐川光晴 将棋に関わる様々な人物に焦点を当てた短編集。以下の7編からなる。 「大阪のわたし」 将棋会館で清掃員として働く女性。あまり人と話をするタイプではなかったが、一度だけ研修会員の少年と話したことはあった。そんな彼女が大阪へ旅行…

ストラング先生の謎解き講義 ウィリアム・ブリテン

●ストラング先生の謎解き講義 ウィリアム・ブリテン オルダーショット高校の教師ストラングは、一般科学担当で既に35年以上教師をしている。彼は素人ながら探偵としての才能があり、ガスリー校長やロバーツ刑事から持ち込まれる事件を次々と解決していく。14…