2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

バッファロー大隊

●204 バッファロー大隊 1960 合衆国陸軍南西地区本部へカントレル中尉がやって来る。軍法会議出席のためだった。議長はフォスゲート大佐。部屋には見物客が大勢いた。検察官はシャタック大尉。1881年8月8日被告人は第9騎兵隊先任曹長のブラクストン・ラトレ…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #04 市松小僧始末

●第5シリーズ #04 市松小僧始末 日本橋界隈で嶋屋のおまゆの名を知らぬ者はいなかった。力と腕っ節は関取並みで売れ残りとして世間話のタネだった。 ある日おまゆは歩いていると、橋の上で柿の皮を切らずに長く剥いている男がおり、見物人が群がっていた。す…

テキサスの五人の仲間

●203 テキサスの五人の仲間 1965 男が葬儀用馬車で駆けている。男はトロップ。テキサス第一の金持ち葬儀屋。馬車はアプソープ裁判所前で止まる。中からオットー・ハバーショウが出て来て馬車に乗り込む。次に一軒家の前で止ま理、合図の銃を撃つ。中からヘン…

帰天城の謎 はやみねかおる

●帰天城の謎 はやみねかおる あのTRICKのパロディ版。上田と山田が大学生中学生の時に出会っていた、という設定であり、さらにTRICKの世界観そのまま、400年前の帰天城の謎を解くというもの。 作者はあとがきで、昔二人がすでに出会っていたのに、ドラマで最…

仁義

●202 仁義 1970 映画タイトル現代は「赤い輪〜人の巡り会い、結びつき」を意味し、映画冒頭でそれが釈迦の言葉からきていることがテロップで表示される。 ボジェルが寝台列車でマテイ刑事とともに護送される。 一方、刑務所にいるコーレイが刑務所長から相談…

眠る盃 向田邦子全集 第六巻

●眠る盃 向田邦子全集 第六巻 全集2冊目のエッセイ集。 第五巻の父の詫び状に比べ短めのエッセイとなり、数ページのものがほとんど。中には二ページのものまである。どうやらいろいろな雑誌などに掲載されたものの寄せ集めらしい。ある程度似通ったテーマご…

しゃべれども しゃべれども

●201 しゃべれども しゃべれども 2007 今昔亭三つ葉は師匠小三文の弟子で二つ目の落語家。今イチな自分の状態をなんとかしようと師匠に新しい噺を稽古してもらおうとするが師匠は相手にしない。 ある日師匠のお付きの弟弟子が病気になり、代わりに三つ葉が師…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #03 蛙の長助

●第5シリーズ #03 蛙の長助 盗人たちが廻船問屋上総屋から盗んだ品を運び出している。盗人同士がぶつかり千両箱が開き小判が地面に散乱する。男たちは急いで拾い集めるが、中の一人が一枚の小判を自分の懐へ。監視していた男がそれを見つけ、懐に入れた男を…

太陽がいっぱい

●200 太陽がいっぱい 1960 ローマでトムとフィリップが遊んでいる。そこへフレディがやってくる。フィリップは金持ちの息子、トムはフィリップをアメリカに連れて帰れば彼の父親から5000ドルをもらえることになっていた。フィリップとフレディはタオルミナで…

ワイルド・ワイルド・ウエスト

●199 ワイルド・ワイルド・ウエスト 1999 1869年ウエストバージニア。ウエストがマグラス将軍を追っていた。将軍のいる酒場に来るとやはり将軍を追っていたゴードンと出会う。酒場で大爆発が起こり、二人は将軍を取り逃がす。ウエストはホワイトハウスに呼ば…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #02 怨恨

●第5シリーズ #02 怨恨 夜、盗賊たちが店を襲おうと扉を叩くが中から返事はない。焦る盗賊たち、そこへ鬼平と盗賊改方が現れる。駒止の喜太郎一味を捕らえるが、磯部の万吉だけが忠吾に傷を負わせ逃亡する。 それから3年。万吉が江戸に姿を現わす。鬼平は忠…

三人の名付け親

●198 三人の名付け親 1948 テキサスから三人の男ボブ、ピート、キッドがアリゾナへやってくる。彼らは街に入り偶然見かけたスイートという表札を見かけ笑う。そこの主人スイートが庭におり話す。奥さんからコーヒーをご馳走になりその場をさろうとするが、ス…

アバウト・ア・ボーイ

●197 アバウト・ア・ボーイ 2002 ウィルは38歳。独身で自由な生活を謳歌している。 マーカスは12歳。精神が不安定気味な母親との母子家庭。学校でもいじめられている。 ウィルは女性との付き合いもドライで、別れはいつも自分から切り出していたが、ある時付…

向田邦子シナリオⅢ 幸福 向田邦子

●向田邦子シナリオⅢ 幸福 向田邦子 向田さんのシナリオ集の中の一冊。1980年の放送されたTVドラマ「幸福」のシナリオ。もちろんドラマは見たことがない。でも配役が書いてあって、その俳優さんをイメージして本を読み進めた。 登場人物の設定の旨さからもう…

ガン・ファイター

●196 ガン・ファイター 1961 二人の男が登場する。一人は山を馬で駆け、もう一人は男を探している。 山を駆けていた男オマリーがメキシコのブレッケンリッジの牧場へやってくる。ブレッケンリッジは留守だったが妻ベルが出迎え、オマリーを迎え入れる。彼は…

蜘蛛巣城

●195 蜘蛛巣城 1957 蜘蛛巣城跡地が映し出され、霧がかかり晴れると、蜘蛛巣城が現れる。 城に北の館を治めていた藤巻の謀反が起こり、裏で糸を引いているのは隣国の乾と知らされる。鷲津と三木が謀反をおさめる。城主は二人の手柄を褒めるため城へ呼び戻す…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #01 土蜘蛛の金五郎

●第5シリーズ #01 土蜘蛛の金五郎 忠吾が夜回りをしている。立ちションをしていると火盗の提灯を奪う者が。慌てる忠吾だったが、それは浪人姿をした鬼平だった。 翌日鬼平は役宅で三ノ輪の外れにある飯屋「どんぶり屋」の話をする。安くて美味く繁盛していた…

七人の無頼漢

●194 七人の無頼漢 1956 洞穴で雨宿りする二人。そこへ見知らぬ男が入ってくる。彼はコーヒーをごちそうになりながら、最近シルバースプリングであった殺人事件の話をし、犯人の二人組のことを持ち出すと二人組がいきなり銃を抜く。男は二人を倒す。 彼の名…

チェンジリング

●193 チェンジリング 2008 1928年ロスに住むクリスティンと息子ウォルターは母子家庭、クリスティンは電話交換手として働いていた。土曜日彼女は休みだったが、職場からの電話で休日出勤をすることに。息子に留守番をさせる。仕事が終わり家に帰るとウォルタ…

父の詫び状 向田邦子全集 第五巻

●父の詫び状 向田邦子全集 第五巻 全集はこれまで小説だったが、ここからはエッセイ集となる。 さすがに文章の名手なので、エッセイも面白い。向田さんの小説はその組み合わせが面白い、と書いたが、ご本人もそれを意識されていたかもしれないと思える文章が…

ヒトラー暗殺、13分の誤算

●192 ヒトラー暗殺、13分の誤算 2015 映画は一人の男が爆弾を設置するところから始まる。 1939年11月8日、ヒトラーが演説していた講堂で爆発事件が起こる。爆弾を設置したゲオルクは逮捕され、取り調べが行われる。取り調べという名の拷問だったが、ゲオルク…

向田邦子シナリオ集Ⅵ 一話完結傑作選 向田邦子

●向田邦子シナリオ集Ⅵ 一話完結傑作選 向田邦子 これは懐かしい。子供の頃、日曜日の夜9時にやっていた東芝日曜劇場で使われたシナリオが掲載されている。もちろん、話そのものを覚えているわけではないが、1時間の単発ドラマでしっかりと起承転結が描かれて…

さらばバルデス

●191 さらばバルデス 1973 ジェイミーは仕事を探していた。一軒家にたどり着き事情を説明する。その家はチノ・バルデスの家だった。夜も遅くジェイミーはチノの家に泊めてもらうことに。チノは野生馬を捕まえ育成し生計を成り立てていた。 翌日ジェイミーは…

あなたへ

●190 あなたへ 2012 倉島は富山の刑務所の刑務官。妻を最近亡くしたばかりだった。彼の元へNPOの女性が訪れ、妻の手紙を渡す。そこには自分の遺骨は故郷の海に撒いてくださいと書かれていた。 倉島は自分の車をキャンピングカーに改造し、妻と旅をするつもり…

ザ・ファーム 法律事務所

●189 ザ・ファーム 法律事務所 1993 ミッチはハーバードを出て就職することに。法律事務所に入るつもりだったが、優秀な彼をメンフィスの事務所に法外な契約内容で雇用される。喜ぶミッチだったが、ミッチの妻アビーは事務所仲間の家族の話に嫌悪感を覚える…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #19 おしゃべり源八

●第4シリーズ #19 おしゃべり源八 盗賊改方同心、久保田源八が消息を絶ったのは4ヶ月前。当時源八は粂八とともに盗賊天神谷の喜佐松が相州藤沢に潜んでいると聞き探索に出かけていた。宿で源八は粂八に、自分は心臓の病持ちで早死にをする、しかしどうせ死ぬ…