鬼平

鬼平犯科帳 第1シリーズ #23 用心棒

●鬼平犯科帳 第1シリーズ #23 用心棒 味噌問屋佐野倉にゴロツキが来て店頭で因縁をつけていた。店の者は用心棒高木軍兵衛に頼み、ゴロツキたちを追い払う。この頃江戸の治安は悪く、裕福な商家は用心棒を雇っていた。高木も唐津藩浪人だったが、用心棒として…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #22 金太郎そば

●鬼平犯科帳 第1シリーズ #22 金太郎そば 酒井、沢田は醤油問屋横田屋での起きた盗賊事件を調べに向かう。途中、女でありながら背中に金太郎の彫り物をした金太郎そばの女主人お竹が出前に出かけるのを目撃する。お竹の姿が注目を浴び金太郎そばは繁盛してい…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #21 敵

●第1シリーズ #21 敵 左馬之介が男の跡をつけている。男は如意輪寺門前の花屋へ入って行く。左馬之介は花屋が盗人宿だと考え、男も盗人だろうと考え、鬼平に知らせに行く。 左馬之介は旅帰り、三国峠を通った際の話をする。男が峠道を歩いていると、彼に対し…

第1シリーズ #20 山吹屋お勝

●第1シリーズ #20 山吹屋お勝 鬼平の従兄弟、三沢仙右衛門が料理茶屋山吹屋の女、お勝に入れ込んでしまう。この話には忠吾も一枚噛んでいた。仙右衛門はお勝を嫁にするつもりでいたが、息子から猛反対を受け、鬼平に息子への口利きを依頼に役宅へやって来る…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #18 浅草・御厩河岸

●第1シリーズ #18 浅草・御厩河岸 鬼平たちは石和まで出張り大盗、鶍の喜左衛門一味を捕らえた。一味の中には錠前外しの松吉もいた。鬼平は松吉の取り調べをするが、松吉は手引きした人間を白状しない。鬼平は親孝行の松吉に父卯三郎を会わせる。卯三郎も盗…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #17 女掏摸お富

●第1シリーズ #17 女掏摸お富 寺の門前で主人風の男に女がぶつかりその瞬間に掏摸を働く。女のアゴには特徴的なホクロがあった。 役宅に彦十が訪ねてくる。彦十は知り合いの大店の旦那が昨日掏摸にあい、その旦那の知り合いも同じ手口で掏摸にあった、掏摸は…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #16 盗法秘伝

●第1シリーズ #16 盗法秘伝 」 鬼平は叔母の法要のため浜松へ行った帰り、鬼平は連れの忠吾と別々に帰ることにする。途中、川を船で渡ったところで鬼平は若い男女をゴロツキらしい男たちが嬲っているのを目撃、二人を助ける。しかしそこへ役人がやってきて二…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #15 泥鰌の和助始末

●第1シリーズ #15 泥鰌の和助始末 角屋の蔵で盗み細工が見つかり鬼平たちが出張る。主人の話では蔵が建ったのは40年前、3年前に床の張り替えを浅草の大工喜兵衛が行ったことがわかる。さらに喜兵衛は間違いのない男だとのこと。その夜、伊三次が喜兵衛の店大…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #14 あきれた奴

●第1シリーズ #14 あきれた奴 火付盗賊改は同心全員で日影の長右衛門一味を捕らえに行く。この日非番だった同心岡村ももちろんその中にいたが、岡村の妻みつは病弱でありながらまさに出産をしようとしていた。捕物が無事に終わり、鬼平は岡村にすぐに家に帰…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #13 笹やのお熊

●第1シリーズ #13 笹やのお熊 役宅で鬼平は久栄とお茶を飲んでいた。そこへ沢田が老婆が訪ねてきたと知らせに来る。老婆はお熊といい、鬼平が若い頃に世話になった女だった。 お熊は胴巻きに入った大金を見せ、相談したいことがあると話す。お熊の知り合いで…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #11 狐火

●第1シリーズ #11 狐火 おまさは叔母の見舞いの帰りに茶屋で瀬戸川の源七が働いているのを見かける。源七は狐火一味の一人であり、おまさは昔狐火の一員として一緒に仕事をしていた。先代の狐火の息子であった勇五郎とおまさは恋に落ちた仲だったが、一味の…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #10 一本眉

●第1シリーズ #10 一本眉 茶問屋亀屋が盗賊に襲われ店の者は皆殺し、780両が盗まれる。酒井は亀屋に定期的にきていたという按摩の茂の市に事情を聞くが、彼は当日店を訪れていなかったため何もわからなかった。 佐嶋は店の者の中で死体となって発見されなか…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #09 兇賊

●第1シリーズ #09 兇賊 一人働きの老盗賊、鷺原の九平は40年ぶりに江戸から故郷である加賀の国の金沢近くの田近谷村を訪れる。年老いた九平は死ぬ前にもう一度故郷を見たいと思ったのだった。帰り道、倶利伽羅峠で休んでいた九平は二人の男が鬼平を殺す計画…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #08 さむらい松五郎

●第1シリーズ #08 さむらい松五郎 同心山口平吉は両親の墓参りをした帰り、久栄のために黒飴の土産を買おうとした目黒不動の門前に寄る。そこで男から見知らぬ男から声をかけられる。男は須坂の峰蔵という盗賊で、山口のことを網掛の松五郎ことさむらい松五…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #07 明神の次郎吉

●第1シリーズ #07 明神の次郎吉 男が一人旅をしている。男の名は明神の次郎吉といい、大盗賊櫛山の武兵衛の右腕と呼ばれていた。信州小田井の宿を通り過ぎた次郎吉は江戸を目指していたが、山中で僧侶が倒れているのを発見。声をかけると病で倒れた僧、宗円…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #06 むっつり十蔵

●第1シリーズ #06 むっつり十蔵 深夜、紙問屋大和屋で働く女が男を招き入れるが、盗賊たちも一緒に引き入れてしまう。盗賊は掛川の太平と呼ばれ残虐な手口で盗みを働くことで知られていた。翌朝調べに出向いた鬼平は太平一味の仕業だと判断する。同心小野十…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #05 血闘

●第1シリーズ #05 血闘 江戸の町は平安な状態だった。鬼平は酒井と門前の茶屋で休んでいる時に女を見かけるが、誰だか思い出せなかった。 その女は札差の店で働いていたが、店の用心棒に襲われそうになり、外へ連れ出す。そこには女の仲間、盗賊吉間の仁三郎…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #04 血頭の丹兵衛

●第1シリーズ #04 血頭の丹兵衛 江戸の町で急ぎ働きを繰り返す盗賊が現れる。火盗改が必死に捜索するが2ヶ月なんの手がかりも得られなかった。そんな時一味の一人を捕まえようとした時、血頭の丹兵衛の名前を口にし死んでいった。しかし名前がわかっただけで…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #03 蛇の目

●第1シリーズ #03 蛇の眼 五十海(いかるみ)の権平一味の捕縛からスタート。翌日権平一味は磔にされるがそれを見ていた男が一人。その他にも名うての盗賊たちを鬼平は捕まえ、盗賊たちは江戸から去る者も多かった。そんな鬼平を付け狙う輩も多かったが鬼平…

鬼平犯科帳 第1シリーズ #02 本所・櫻屋敷

●第1シリーズ #02 本所・櫻屋敷 小川や梅吉の犯行は凶悪無残な急ぎ働きの典型だった。鬼平は梅吉の盗人宿を突き止め押し入るが取り逃がしてしまう。その夜機嫌が悪かった鬼平を久栄が料理でもてなす。 数日後鬼平は梅吉を見たとの情報を得て、本所を酒井とと…

鬼平犯科帳(一) 池波正太郎

●鬼平犯科帳(一) 池波正太郎 ドラマ「鬼平犯科帳」の原作の第1巻。以下の8編からなる。 「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」。 吉右衛門さんが亡くなり喪失感があったこ…

鬼平犯科帳 第9シリーズ #05 闇の果て

●第9シリーズ #05 闇の果て 藤田彦七は、別宅で男とともに上方へ逃げた妻おりつとよりを戻そうとしていた。そこへ別宅を紹介してくれた吉兵衛が浪人たちと現れ、藤田を脅す。 翌日舟に乗っていた粂八と伊三次はすれ違った舟に顔見知りの藤田が乗っていること…

鬼平犯科帳 第9シリーズ #04 一本饂飩

●第9シリーズ #04 一本饂飩 盗賊改方は平和な日々を送っていた。見廻りに出るはずの忠吾は役宅の門番と会話しているところを鬼平に声をかけられる。今晩五鉄で鮑を食う鬼平に誘われたのだった。 見廻りに出た忠吾は一本饂飩で有名なうどん屋へ入る。後から来…

鬼平犯科帳 第9シリーズ #03 男の隠れ家

●第9シリーズ #03 男の隠れ家 錠前外しの天才、玉村の弥吉が捕まる。弥吉を連れて来た忠吾は彼に他の囚人の拷問を見せ、覚悟をするようにと話す。しかし弥吉は牛尾の太兵衛の元で20年あまり務めをしていたことだけ話し、その後のことは何も語らなかった。牢…

鬼平犯科帳 第9シリーズ #02 一寸の虫

●第9シリーズ #02 一寸の虫 鬼平たちが盗人宿を見張っている。次々と盗賊が宿へ入っていくが、それを密偵仁三郎が確認していた。盗賊が全員集まったところで鬼平たちは踏み込む。捕り物の最中に盗賊のお頭、不動の勘右衛門が鬼平を短銃で狙う。それを見た仁…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #08 影法師

●第8シリーズ #08 影法師 忠吾が鬼平の肝いりで結婚することになった。相手は同じ同心吉田藤七の四女おたかであった。 婚礼が10日後に迫った非番の日、忠吾は遊女千代菊と遊ぶために店に向かっていたが、その忠吾を見て驚く浪人がいた。浪人は塩井戸の捨八と…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #07 同門対決

●第8シリーズ #07 同門対決 雨の日の夕方、粂八が営む船宿鶴やに男女の二人連れがやってくる。女の顔に見覚えがあった粂八は女中に合図に隠し部屋に続く二階の部屋へ案内させる。女は砂蟹のおけいで昔野槌の弥平一味の引き込みをしていた女で、男は笠倉の太…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #05 はぐれ鳥

●第8シリーズ #05 はぐれ鳥 小間物屋丁子屋に盗賊が押し込み主人や奉公人を皆殺しにしてから10ヶ月が立つが何の手がかりもなく鬼平の気は晴れなかった。唯一の手がかりは奇跡的に生き延びた手代の証言だけで、彼は賊が冷泉家に納める扇子を盗んでいったのを…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #04 眼鏡師市兵衛

●第8シリーズ #04 眼鏡師市兵衛 非番の忠吾は墓参りをし、茶屋で休む。その茶屋の隣は1年前捕物があった家だった。盗賊二人が女を巡り殺人事件を起こし、友次郎が殺され、女と犯人は捕まっていた。その話を茶屋女おふじと忠吾が話していると、隣の家を覗く男…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #03 穴

●第8シリーズ #03 穴 口紅が人気の「壺屋」で不可思議な事件が起きる。店の主人が金倉に入ると中が荒らされ320両が盗まれていた。早速盗賊改方が調べに入る。しかし金倉は店の中にあり人目につき、奉公人にも怪しい者はおらず、錠前もしっかりとかかっていた…