鬼平

鬼平犯科帳 第8シリーズ #04 眼鏡師市兵衛

●第8シリーズ #04 眼鏡師市兵衛 非番の忠吾は墓参りをし、茶屋で休む。その茶屋の隣は1年前捕物があった家だった。盗賊二人が女を巡り殺人事件を起こし、友次郎が殺され、女と犯人は捕まっていた。その話を茶屋女おふじと忠吾が話していると、隣の家を覗く男…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #03 穴

●第8シリーズ #03 穴 口紅が人気の「壺屋」で不可思議な事件が起きる。店の主人が金倉に入ると中が荒らされ320両が盗まれていた。早速盗賊改方が調べに入る。しかし金倉は店の中にあり人目につき、奉公人にも怪しい者はおらず、錠前もしっかりとかかっていた…

鬼平犯科帳 第8シリーズ #02 瓶割り小僧

●第8シリーズ #02 瓶割り小僧 五鉄で彦十とおまさを相手に酒を飲んでいた鬼平は、おまさからノロ牛こと牛松のことを聞く。昨日10年ぶりにおまさはノロ牛に会った、ノロ牛は石川五兵衛の元で急ぎ働きをして稼いでいると話していたとのこと。別れた後ノロ牛を…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #15 見張りの見張り

●第7シリーズ #15 見張りの見張り おまさが街で長久保の佐助と出会う。二人は昔一緒に仕事をした仲だった。おまさが今は小房の粂八と仕事をしていると言うと佐助は粂八に会わせて欲しいと願う。 粂八に会った佐助は杉谷の虎吉の居所を教えて欲しい、虎吉に伊…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #14 逃げた妻

●第7シリーズ #14 逃げた妻 盗賊改方は盗賊一味を捕らえるため盗っ人宿を強襲する。しかし一味の燕小僧は取り逃がしてしまう。陣頭指揮に当たった小林は鬼平に謝罪する。その時燕小僧の人相書きを同心三井が持ってくる。鬼平は三井を見廻りに同行させる。鬼…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #13 二人女房

●第7シリーズ #13 二人女房 高木軍兵衛は深川の味噌問屋佐野倉の用心棒(第1シリーズ#23「用心棒」)。以前盗賊改方が盗賊馬越の仁兵衛の捕縛をする際に協力、実は剣術は全くダメだったが、鬼平の勧めで坪井道場に入門、腕を上げてきていた。 軍兵衛が夜回…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #12 あいびき

●第7シリーズ #12 あいびき お徳は花売りを待っていた。いつもの花売りから買う花には付け文がされていたからだった。それは神主朋斉からのものだった。二人は出合茶屋で密会する。朋斉はお徳に図面を持ってくるように願う。それはお徳の夫で大工仁兵衛が普…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #11 毒

●第7シリーズ #11 毒 鬼平は五鉄で飲んでいるときに陰陽師山口天竜を見かける。傲慢な態度をとる男だった。後日鬼平は彦十と町を歩いているときに天竜を見かけるが、掏摸が天竜の懐から袱紗包みを盗む。鬼平は掏摸を、彦十は天竜の跡をつける。掏摸伊太郎か…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #10 見張りの糸

●第7シリーズ #10 見張りの糸 2年前紙問屋が襲われ一家惨殺、家は放火されたが、この事件は未だ犯人逮捕に至っていなかった。この時彦十は盗賊のうちの二人、稲荷の金太郎と浪人戸田銀次郎を見かけていた。 彦十は2年ぶりに戸田を見かける。戸田は大黒屋とい…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #09 寒月六軒堀

●第7シリーズ #09 寒月六軒堀 鬼平は五鉄で彦十たちと酒を飲み、そのまま泊まってしまう。翌朝彦十と話をした鬼平は今日一日仕事を忘れて街をぶらつくことにする。彦十と街を歩いていた鬼平は老侍が慌てて走って行くのを目撃、跡をつける。彼は用心棒に護衛…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #08 泣き味噌屋

●第7シリーズ #08 泣き味噌屋 同心川村は弱気で泣き虫なことから忠吾からは「泣き味噌屋」と呼ばれている勘定方だった。川村は雷の音でさえビビってしまう始末だった。そんな川村は自分のことを情けなく思っていたが、与力小林は鬼平が川村の働きぶりを褒め…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #07 五月雨坊主

●第7シリーズ #07 五月雨坊主 伊三次がまだ生きていた時の事件。伊三次が馴染みの遊女およねと店で遊んだ帰り道、絵師竹仙の家を通りかかる。その時竹仙は半死状態の男を家に引き入れようとしていた。 伊三次は竹仙を役宅に連れて来て鬼平に引きあわせる。竹…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #06 殺しの波紋

●第7シリーズ #06 殺しの波紋 川に浮かぶ小舟で盗賊の飯坂の音八と犬神の竹松が仕事の分け前を理由に争っていた。竹松は音八を殺し河岸へ泳ぎつく。そこで竹松は別の舟で侍が2人を殺すのを目撃する。竹松はその侍に見覚えがあり、それは盗賊改の与力、富田達…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #05 礼金二百両

●第7シリーズ #05 礼金二百両 鬼平は風邪で寝込み悪夢を見てうなされていた。その頃久栄は母からもらったべっ甲の櫛を売ろうとしていた。盗賊改方の費用として用立てるつもりだった。 同心たち、特に忠吾は鬼平の病を鬼の霍乱だと笑っていたが、与力小林に窘…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #03 妖盗葵小僧

●第7シリーズ #03 妖盗葵小僧 寛政3年7月15日怪盗葵小僧が日本橋の筆屋竜渕堂を襲う。戸田の殿様を語り、戸を開けさせ侵入する手口だった。葵小僧は内儀お千代を主人の目の前で乱暴する。 10日後、街を歩いていた忠吾とおまさは池で入水心中を図ろうとしてい…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #02 男のまごころ

●第7シリーズ #02 男のまごころ 盗賊改方の同心田中は職務には忠実だが実績は同僚に比べると芳しくはなかった。忠吾に役宅でからかわれ怒り出す始末だった。 その田中が鬼平の留守中に火付の下手人を捕まえた。男は菓子屋柏屋の下働きの亀吉、捕まえたのは田…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #01 麻布ねずみ坂

●第7シリーズ #01 麻布ねずみ坂 鬼平は役宅で指圧師中村宗仙の治療を受けていた。宗仙は患者から50両100両という治療代を取ると評判の指圧師だった。彦十とおまさは宗仙が麻布ねずみ坂の家に戻るのを見て、その質素な暮らしぶりからいくら金を隠し持っている…

鬼平犯科帳 第7シリーズ #04 木の実鳥(このみどり)の宗八

●第7シリーズ #04 木の実鳥(このみどり)の宗八 鬼平は忠吾と富岡八幡宮に参詣する。その時直参旗本宮口がスリにあうのを目撃する。スリの後を追うとスリは財布から金だけ盗み、財布を捨てる。その財布を拾った鬼平は中からどこかの屋敷の図面を見つけ、忠…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #11 五月闇

●第6シリーズ #11 五月闇 梅雨、提灯店。みよしやの娼妓およねは伊三次の相方だった。 伊三次はおよねから他の客で胸に傷のある伊佐蔵のことを聞き、傷は昔盗人とやりあってできた傷だと聞かされる。 伊三次は鬼平にその男、強矢(すねや)の伊佐蔵が江戸に…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #10 おかね新五郎

●第6シリーズ #10 おかね新五郎 鬼平は寺で寺子屋をやっている原口を酒を持って訪ねる。原口は鬼平が若い時に通っていた高杉道場の同門だった。原口は時々酒や金子を持って訪ねてくれる理由を尋ねると、鬼平は息抜きだと答えるのだが… その帰り鬼平はおかね…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #08 男の毒

●第6シリーズ #08 男の毒 盗賊改が黒股の弥市の家を取り囲んでいた。弥市は総上の三五郎の右腕と呼ばれた男で、女の生気を吸い上げ、あとは売ってしまうような男だった。今弥市の毒牙にかかっていたのは、おきよだった。盗賊改が踏み込むと抵抗しようとした…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #07 のっそり医者

●第6シリーズ #07 のっそり医者 武士が寺の門前で医者を見かけ、後をつける。その医者を街中で見かけた忠吾が声をかける。医者は荻原宗順といい、忠吾が昔住んでいた組屋敷のそばに住んでおり世話になった先生だった。宗順をつけていた武士は名前を確かめ頷…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #06 はさみ撃ち

●第6シリーズ #06 はさみ撃ち 猿皮の小兵衛は広島から中国筋、九州長崎博多を荒らしまくった大盗賊。祭りの日、壺屋の蔵から金が盗まれた。通りを挟んだ家から道の下に抜け穴を掘り、蔵の金を盗んだのだ。小兵衛の盗人宿を預かっていた小兵衛の配下弥次郎は…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #05 墨斗(つぼ)の孫八

●第6シリーズ #05 墨斗(すみつぼ)の孫八 老人と浪人2人が1ヶ月前の盗みで手に入れた金を分けようと隠していた千両箱を開けにやってくる。しかし中身は石だった。騙されたと思った浪人たちが老人を斬ろうとし、老人は逃げる。老人は橋のたもとで休んでいた…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #04 浮世の顔

●第6シリーズ #04 浮世の顔 滝野川村で二人の死体が見つかる。一人は侍だが、下帯を外した状態で撲殺されていた。もう一人は町人風情で、刺し殺されていた。 役宅では同心村松が同心山田に朝飯の大切さを説いていた。そこへ忠吾が来て、町方からの使いが滝野…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #03 泥亀(すっぽん)

●第6シリーズ #03 泥亀(すっぽん) 彦十とおまさが魚藍観音堂を参っていた。その帰りに茶店でお茶をする。その時茶店の主人が店から出て来る。主人の名は泥亀の七蔵といい、以前は藤枝を根城とした盗賊牛尾の太兵衛一味の盗賊宿の番人をしていたが、数年前…

鬼平犯科帳 第6シリーズ #02 お峰・辰の市

●第6シリーズ #02 お峰・辰の市 忠吾は非番の日に内藤新宿の女郎お初に会いに行くが、お初は金持ちの隠居に引かされていた。その二人の姿を見に行った忠吾は落ち込み、内藤新宿の天龍寺境内の団子屋つぼやでやけ酒を飲む。店を追い出された忠吾は境内をフラ…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #13 駿州・宇津谷峠

●第5シリーズ #13 駿州・宇津谷峠 京で父の墓参をした鬼平は江戸への帰途につく。途中藤枝で宿をとった。 宿で忠吾は鬼平に宿の夕食は鯉料理だと言うと、鬼平は俺が食いたいのは、牛越弁天の境内にある平富の鯉の洗いだと答える。忠吾はこれから出てくる料理…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #12 艶婦の毒

●第5シリーズ #12 艶婦の毒 鬼平が京都へ父親の墓参りに行くことに。一月あまり江戸を離れることになるが、これは日頃の激務に対する老中松平定信の思いやりでもあった。鬼平は若い時に二年ほど京都で過ごしたことがあった。 鬼平が京へ行く際のお供が話題に…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #11 隠し子

●第5シリーズ #11 隠し子 ある日、役宅に久助が野菜を持って訪ねてくる。彼は長谷川家の中間として働いていた者で昔から鬼平をよく知っていた。久栄が下がった後、鬼平は久助に話があるのではないかと尋ねる。久助は先代、鬼平の父に隠し子があったと告げる…