鬼平

鬼平犯科帳 第5シリーズ #10 浅草・鳥越橋

●第5シリーズ #10 浅草・鳥越橋 仁助とおひろの夫婦が船宿で一緒にいた。二人は1年離れて暮らしていた。仁助は越後屋のお勤めが終わればまた一緒に暮らせる、鍵の蝋型は押切の定七に預けたし、傘山のお頭も江戸に入っているようだ、傘山のお頭の江戸でのお勤…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #09 盗賊人相書

●第5シリーズ #09 盗賊人相書 盗賊が蕎麦屋に盗みに入り、店の者を皆殺しにしていた。しかし小女およし一人だけが生き残った。およしは盗人の頭の顔を見ており、顔に傷がある男だった。特徴のある顔なので人相書を作ることになるが、いつも人相書きをしてい…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #08 犬神の権三郎

●第5シリーズ #08 犬神の権三郎 佐嶋が蕎麦屋明月庵に入る。そこで犬神の権三郎を見かけ、奴が店を出た後に声をかけ捕まえる。権三郎は7年前老夫婦を殺害し金を奪った凶悪犯で、佐嶋は二度取り逃がしていた。鬼平は取り調べを抜かるなと声をかける。 牢に入…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #07 お菊と幸助

●第5シリーズ #07 お菊と幸助 鬼平は甲州へ旅に出る。三日が無事に過ぎ、与力、同心などは久栄の差し入れの酒を飲んでいた。役宅に以前お屋敷に勤めていたお菊が訪ねてきて久栄が相手をする。お菊は八王子の松葉屋に勤めていたが、3年前に父親の昔のことが店…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #06 白根の万左衛門

●第5シリーズ #06 白根の万左衛門 ある日彦十は屋台でにぎあう門前で置き引きのスリが二人組の男女から仕事をしようとしているのを見かける。そいつが財布から金を抜き取ったところに声をかけるが逆に殴られてしまう。大声を出しなんとか助かるが腰を痛めて…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #05 消えた男

●第5シリーズ #05 消えた男 1組の男女が江戸へ向かって旅をしている。女はお杉、8年間神田に帰ることを夢見ていた。二人は小田原で宿をとる。お杉は病気で、男に死んだら父のそばに埋めて欲しいと頼み、死んでしまう。 与力の佐嶋が市中見廻りをしている時に…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #04 市松小僧始末

●第5シリーズ #04 市松小僧始末 日本橋界隈で嶋屋のおまゆの名を知らぬ者はいなかった。力と腕っ節は関取並みで売れ残りとして世間話のタネだった。 ある日おまゆは歩いていると、橋の上で柿の皮を切らずに長く剥いている男がおり、見物人が群がっていた。す…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #03 蛙の長助

●第5シリーズ #03 蛙の長助 盗人たちが廻船問屋上総屋から盗んだ品を運び出している。盗人同士がぶつかり千両箱が開き小判が地面に散乱する。男たちは急いで拾い集めるが、中の一人が一枚の小判を自分の懐へ。監視していた男がそれを見つけ、懐に入れた男を…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #02 怨恨

●第5シリーズ #02 怨恨 夜、盗賊たちが店を襲おうと扉を叩くが中から返事はない。焦る盗賊たち、そこへ鬼平と盗賊改方が現れる。駒止の喜太郎一味を捕らえるが、磯部の万吉だけが忠吾に傷を負わせ逃亡する。 それから3年。万吉が江戸に姿を現わす。鬼平は忠…

鬼平犯科帳 第5シリーズ #01 土蜘蛛の金五郎

●第5シリーズ #01 土蜘蛛の金五郎 忠吾が夜回りをしている。立ちションをしていると火盗の提灯を奪う者が。慌てる忠吾だったが、それは浪人姿をした鬼平だった。 翌日鬼平は役宅で三ノ輪の外れにある飯屋「どんぶり屋」の話をする。安くて美味く繁盛していた…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #19 おしゃべり源八

●第4シリーズ #19 おしゃべり源八 盗賊改方同心、久保田源八が消息を絶ったのは4ヶ月前。当時源八は粂八とともに盗賊天神谷の喜佐松が相州藤沢に潜んでいると聞き探索に出かけていた。宿で源八は粂八に、自分は心臓の病持ちで早死にをする、しかしどうせ死ぬ…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #18 おとし穴

●第4シリーズ #18 おとし穴 鬼平は街で同心佐々木新助が茶くみ女お才と歩いているのを見かける。新助は人柄を見込まれ、4年前佐嶋の姪と鬼平の仲人で結婚していた。 翌日宅で鬼平は新助に女房と娘を大事にしろよと声をかける。夜布団で新助はお才との出会い…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #17 さざ浪伝兵衛

●第4シリーズ #17 さざ浪伝兵衛 秋の夜、小田原城下でさざ波伝兵衛の捕り物が行われたが伝兵衛は逃げ砂堀の蟹蔵の家に隠れる。その頃鬼平は小田原城下に入っていた。伝兵衛の女おだいが江戸を立ったのをつけてきていた。 鬼平はおだいが泊まる宿屋から馬で旅…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #16 麻布一本松

●第4シリーズ #16 麻布一本松 暑い夏、忠吾は担当区域である麻布の見廻りに出る。木陰で一休みし居眠りをし、門前の階段で石を蹴飛ばしたところ、その石が浪人の足に当たる。浪人が怒ったため忠吾は急所蹴りをしてその場を逃れる。夜忠吾は五鉄で彦十と酒を…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #15 女密偵・女賊

●第4シリーズ #15 女密偵・女賊 おまさが口合い人佐沼の久七と定期のつなぎをつける。口合い人とは盗賊同士を引きあわせる仕事だった。久七はおまさの父、鶴(たづがね)の忠助の仲間だった盗賊だったが、鬼平の密偵として働いていた。 久七から押切の駒太郎…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #13 老盗の夢

●第4シリーズ #13 老盗の夢 蓑火の喜之助は楽隠居をし京都にいたが、妻の墓参りをし寺にお金を納めたのち江戸へ向け旅立つ。 粂八は店の客に呼ばれる。呼んだのは喜之助だった。仕事の話をする二人だったが、粂八を探しに岡っ引きが来て、粂八は店の外へ出る…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #12 埋蔵金千両

●第4シリーズ #12 埋蔵金千両 太田万右衛門は下女として雇い入れた下女おていに手をつけてしまった。おていの親元にも挨拶に行き50両を渡す。だがその1年が過ぎ万右衛門は重い病となる。万右衛門は床におていを呼び告白をする。5年前まで黄金の万五郎という…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #11 掻掘のおけい

●第4シリーズ #11 掻掘(かいぼり)のおけい 紙問屋伊勢屋の主人の妻おけいは引き込み役となり、盗賊を迎え入れる。翌日盗賊改方の調べが入るが、主人夫婦や店の者は皆盗賊に縛られていたため、盗賊の手がかりは掴めなかった。そして伊勢屋も看板をおろし、…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #10 密偵

●第4シリーズ #10 密偵(いぬ) 青坊主の弥市は盗賊改方の調べを受けていたが、中々白状しなかった。鬼平は竹釘の拷問を指示し、荒金の仙右衛門の盗人宿を聞き出し、踏み込む。しかし一人縄ぬけの源七を取り逃がす。 三年後、弥市は飯屋を営み、妻も子もある…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #09 霧の七郎

●第4シリーズ #09 霧の七郎 中国地方で仕事をする大盗賊霧の七郎一味は江戸に潜入し、鬼平に討ち取られた兄小川屋梅吉の仇を取ろうと狙っていた。 鬼平宅では久栄に用人松浦与助が辰蔵の女遊びがひどく、その金は巣鴨の仙右衛門から出ていると報告するが、久…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #08 鬼坊主の女

●第4シリーズ #08 鬼坊主の女 伊勢で捕えられ江戸に送られて来た鬼坊主清吉とその両腕と言われた左官の政次郎、入墨の吉五郎の3名。3人を道中で見守っていたのは、鬼坊主の昔の女お栄と手下の六太郎だった。3人は取り調べにも口を割らなかった。 鬼平は夜道…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #07 むかしなじみ

●第4シリーズ #07 むかしなじみ 彦十は腹を壊し寝込んでいた。寝床でうなされ「おりん」と叫ぶのを看病していたおまさが聞く。おまさは鬼平におりんの事を聞く。おりんは彦十が昔一緒に暮らした女だったが、他の男に貰ってもらっていた。 彦十は少し良くなり…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #06 俄か雨

●第4シリーズ #06 俄か雨 鬼平は市中見回りで目黒不動に立ち寄った帰りに季節外れの雷雨に見舞われた。町外れのボロ屋に立ち寄ったが、人がいなかった。するとその家に1組の男女が入って来たので、鬼平は隠れる。男は盗賊改方勘定方同心の細川だった。常日頃…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #05 深川・千鳥橋

●第4シリーズ #05 深川・千鳥橋 おまさは夜道を歩いていて、千鳥橋の袂で、間取りの万三が女といるのを見かける。 彼らをつけ、ひしやに入るのを確認する。女はお元、二人は部屋で過ごすが、万三は咳吐血し、自分はもう長くないと覚悟する。お元の父親も吐血…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #04 正月四日の客

●第4シリーズ #04 正月四日の客 正月四日、鬼平は忠吾と市中見廻りをしその後、本所の蕎麦屋へ行く。正月四日はさなだ蕎麦しか出さない店だった。店の奥からはおこうの三味線の音が聞こえていた。鬼平は店奥に行き、おこうに顔を見せ、仏壇に線香をあげる。…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #03 盗賊婚礼

●第4シリーズ #03 盗賊婚礼 山城屋に盗みが入る。朝まで誰も気づかず、780両の金が盗まれていた。4年働いていた下働きの女おくめが姿を消していた。おくめの親元には忠吾が出張っていた。おくめの親吉松は昨日田舎に帰ると言って店を畳んでいた。鬼平は本格…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #02 うんぷてんぷ

●第4シリーズ #02 うんぷてんぷ 男が薬種問屋大和屋に入って行く女を見ている。男は「お吉のやつこんなところに隠れて嫌がった」と呟く。その男を彦十が見かけ、あの男は、と追う。しかし取り逃がす。この話を鬼平に報告、男は栗原の重吉といい、須の浦の徳…

鬼平犯科帳 第4シリーズ #01 討ち入り市兵衛

●第4シリーズ #01 討ち入り市兵衛 盗賊同士の諍いから、男は斬られる。なんとか逃げ延び、五鉄の前で倒れているところを発見される。五鉄にいた彦十はそれが松戸の繁蔵だと語る。五鉄から連絡を受けた鬼平は、五郎蔵を呼びつけ、松戸の繁蔵に関して尋ねる。…

鬼平犯科帳 第3シリーズ #19 密偵たちの宴

●第3シリーズ #19 密偵たちの宴 珍しく密偵たちの紹介から入る。相模の彦十、大滝の五郎蔵、おまさ、小房の粂八、伊三次、岩五郎(豆岩)。密偵たちが集まり酒盛りをしていた。そこで粂八が最近の急ぎ働きばかりで、三箇条の掟を守るお勤めを見せてやりたい…

鬼平犯科帳 第3シリーズ #18 おみよは見た

●第3シリーズ #18 おみよは見た 雷が鳴り響く。鬼平は五鉄に寄る。 殺しを請け負う青堀の小平次は、女を殺すが、それをおみよに見られていた。小平次はおみよを追うが、彼女は近くの家に逃げ込んだため、小平次はその場を去り家に戻る。家では宇吉が待ってい…