本 2021

ホームズ連盟の冒険 北原尚彦

●ホームズ連盟の冒険 北原尚彦 前作「ホームズの事件簿」の続編。今回もホームズ物語の脇役たちが主人公となる6編からなる短編集。 「犯罪王の誕生」モリアーティ教授 〜モリアーティ教授が大学をクビになると同時に犯罪王となるきっかけの事件 「蒼ざめた双…

菜の花食堂のささやかな事件簿 碧野圭

●菜の花食堂のささやかな事件簿 碧野圭 食堂で開かれる料理教室を舞台にその生徒たちの身のm割で起こる日常の謎を、教室の下川辺靖子先生とその助手館林優希が解いていく短編集。以下の6編からなる。 「はちみつはささやく」〜教室の生徒香奈が欠席、教室を…

私の「ルパン三世」奮闘記 飯岡順一

●私の「ルパン三世」奮闘記 飯岡順一 10月金曜ロードショーでルパン三世アニメ化50周年の企画として人気投票で選ばれた過去の作品が放送されており、懐かしく観た。SNSの反応などを読んでいて、偶然この本があることを知り読むことに。 アニメルパン三世1st…

ホームズの事件簿 北原尚彦

●ホームズの事件簿 北原尚彦 最近BSプレミアムで毎週「シャーロックホームズの冒険」を観ていて、ホームズはやっぱり面白いと感じていたところ、この本を見つけたので早速読んでみた。 以前「シャーロック・ホームズの蒐集」を読んでいるので、北原さんのホ…

背表紙は歌う 大崎梢

●背表紙は歌う 大崎梢 出版社営業部員の井辻くんが探偵役をするシリーズ2作目。 以下の5編からなる短編集。 「ビターな挑戦者」〜初対面の「取次」のデビルにの高圧的態度の謎とは「新刊ナイト」〜作家さんと書店巡りをするが、店には作家の同級生がいて…「…

虹の家のアリス 加納朋子

●虹の家のアリス 加納朋子 前作に続く、「アリス」シリーズの2作目。6編からなる短編集。前作最終章で行方不明となった探偵仁木の助手安梨沙がどうなるか、と思ったが、しっかりと探偵事務所に戻ってきて話は続くことに。 「虹の家のアリス」〜ママ友サーク…

平台がおまちかね 大崎梢

●平台がおまちかね 大崎梢 「成風堂」シリーズを読み終えてしまったので、同じ大崎梢さんの別シリーズをと思い読む。「成風堂」シリーズの(現時点での)最後の作品にも登場した出版社営業部員の井辻くんが探偵役をするもの。 以下の5編からなる短編集。 「…

ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢

●ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第4作、前作が短編だったが、今回は長編に戻った。これで短編集2作、長編2作に。 前の長編「晩夏に捧ぐ」は、成風堂を飛び出し、地方の書店へまで出向く4日間の話だったが、今回は書店大賞…

螺旋階段のアリス 加納朋子

●螺旋階段のアリス 加納朋子 加納朋子の新しいシリーズものを読みたくなって選んだ。 7編からなる連続短編集。「螺旋階段のアリス」「裏窓のアリス」「中庭のアリス」「地下室のアリス」「最上階のアリス」「子供部屋のアリス」「アリスのいない部屋」の7編…

超現代語訳戦国時代 房野史典

●超現代語訳戦国時代 房野史典 お笑い芸人房野氏が、メチャメチャ現代語で戦国時代を会話中心のストーリー化した 一冊。序章 応仁の乱、第1章 関ヶ原の戦い、第2章 真田三代の3章構成。 だいぶ昔に「超訳」というヤツが流行ったがそれを彷彿とさせる内容?そ…

サイン会はいかが? 大崎梢

●サイン会はいかが? 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第3作、前作が長編だったが、今回は短編集に戻った。 以下の5編からなる。 「取り寄せトラップ」〜本の取り寄せが本人たちがしたものではない事件が続く「君と語る永遠」〜本屋に社会科見学で訪…

逆説の日本史10 戦国覇王編 井沢元彦

●逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎 井沢元彦 以下の4章 第1章 織田信長の変革編-「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編-安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性第3章 新しき権力の構築編-信長の「大坂遷都」計画…

月下美人を待つ庭で 倉知淳

●月下美人を待つ庭で 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集5作目、長編があるためシリーズとしては6作目にして現時点での最新作。 「ねこちゃんパズル」「恐怖の一枚」「ついているきみへ」「海の勇者」「月下美人を待つ庭で」の5編。 各短編で示される…

晩夏に捧ぐ 大崎梢

●晩夏に捧ぐ 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第2作、前作が短編集だったが、今回は長編。 成風堂書店の杏子へ元同僚の美保から手紙が届き、美保の現在の勤め先である宇都木堂書店で起きた幽霊騒ぎの謎を解いてほしいと依頼される。バイトの多絵を連…

配達あかずきん 大崎梢

●配達あかずきん 大崎梢 本屋さんが舞台、本屋さんが探偵役の推理小説短編集。 以下の5編からなる。 「パンダは囁く」〜老人からの伝言で本を探す客「標野にて 君が袖振る」〜母が書店で本を購入後姿を消してしまう「配達あかずきん」〜書店から配達された本…

逆転の戦国史 砂原浩太朗

●逆転の戦国史 砂原浩太朗 戦後時代モノを探していて偶然見つけた一冊。 2020年に刊行されており、売りは近年の新研究や新資料を元にこれまでの通説と異なる人物や事件の実像に迫る、というもの。特に信長と光秀に特化しているようなサブタイトルがついてい…

猫丸先輩の空論 倉知淳

●猫丸先輩の空論 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集4作目、長編があるためシリーズとしては5作目。 「水のそとの何か」「とむらい自動車」「子ねこを救え」「な、なつのこ」「魚か肉か食い物」「夜の猫丸」の6編。 今回は前作「猫丸先輩の推測」のま…

神の悪手 芦沢央

●神の悪手 芦沢央 将棋に関する5編のミステリ短編集。ネットで話題になっていたので読んでみた。 「将棋に関する」ミステリではあるが、棋士とミステリなどという普通の設定ではない。一風変わった場面で起きるミステリと言える。 各話の設定などは以下の通…

掌の中の小鳥 加納朋子

●掌の中の小鳥 加納朋子 加納朋子の駒子シリーズを読み終えてしまったので、別のものを読んでみた。 5編からなる連続短編集。「掌の中の小鳥」「桜月夜」「自転車泥棒」「できない相談」「エッグ・スタンド」の5編。 表題にもなっている最初の1編「掌の中の…

競作 五十円玉二十枚の謎

●競作 五十円玉二十枚の謎 作家若竹七海が学生時代に実際にバイト先の本屋で体験した謎を提示、推理作家や一般公募もされた中から、優秀作を収めた一冊。 ここまで読んできた猫丸先輩シリーズがおもしろく、作家倉知淳さんのデビューのきっかけとなった話を…

猫丸先輩の推測 倉知淳

●猫丸先輩の推測 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集3作目、長編があるためシリーズとしては4作目。 「夜届く」「桜の森の七分咲きの下」「失踪当時の肉球は」「たわしと真夏とスパイ」「カラスの動物園」「クリスマスの猫丸」の5編。 前作に続いての…

本能寺の変 431年目の真実 明智憲三郎

●本能寺の変 431年目の真実 明智憲三郎 明智光秀の末裔を名乗る著者による、本能寺の変の真相に迫った話題作。 戦国武将に関する本を何冊か読んでいる途中で、この本を原作としたマンガを読む機会があったため、原作を読んでみようと思ったので。 とにかく参…

スペース 加納朋子

●スペース 加納朋子 加納朋子の駒子シリーズの第3作。2章立ての長編。 1章では、前作終わりのクリスマスから1週間ほど経った大晦日、駒子は瀬尾さんと意外なところで会い、手紙を読んで欲しいと頼む。その手紙とは10数通ある一方通行の手紙だった。そこに書…

幻獣遁走曲 倉知淳

●幻獣遁走曲 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集2作目、長編があるためシリーズとしては3作目。 「猫の日の事件」「寝ていてください」「幻獣遁走曲」「たたかえ、よりきり仮面」「トレジャーハント・トラップ・トリップ」の5編。 短編集としての前作…

家康(六) 小牧・長久手の戦い 安部龍太郎

●家康(六) 小牧・長久手の戦い 安部龍太郎 前作に続き6巻目にて現時点でのシリーズ最終作。章立ては、変の真相、甲州合戦、北条との和解、近衛前久、宿敵秀吉、家康圧勝。 本能寺の変直後、命からがら三河へ戻った家康。その後配下の者からの情報で変の真…

魔法飛行 加納朋子

●魔法飛行 加納朋子 加納朋子の駒子シリーズの第2作であり、4編からなる短編集。 前作で正体?が明かされた瀬尾へ主人公駒子の手紙が書く形で小説を書き始める。題材は前作と同様、彼女の周りで起きた不思議な出来事。学校で知り合った偽名を使う女性、美容…

本所おけら長屋 十六 畠山健二

●本所おけら長屋 十六 畠山健二 「くらやみ」 同心伊勢平五郎はお美弥を密偵として夜鷹殺しの囮捜査をしていた。お里は出先で足を怪我しお美弥に助けられおけら長屋に送ってもらう。怪我が治り、お里はお染とお美弥の住む長屋にお礼に行く。そこでお染はお美…

ななつのこ 加納朋子

●ななつのこ 加納朋子 加納朋子の駒子シリーズの第1作であり、7編からなる短編集。 短大に通う入江駒子は「ななつのこ」という小説のファン。この小説は主人公の少年はやてが体験する謎を知り合いの女性あやめが解くという話の短編集。駒子は彼女の身の回り…

家康(五) 本能寺の変 安部龍太郎

●家康(五) 本能寺の変 安部龍太郎 前作に続き5巻目。章立ては、信忠の予感、安土城、信長死す、伊賀越え、正信帰参、甲斐と信濃。 家康を始めとする信長配下の武将たちは信長に安土城へ呼ばれる。家康は周りから安土城へ行くのは危険だと言われながらも安…

家康(四) 甲州征伐 安部龍太郎

●家康(四) 甲州征伐 安部龍太郎 前作に続き4巻目。章立ては、遠州出陣、勝頼の罠、高天神城、落城、武田家崩壊、信長最後の旅。 前作最後で信長から息子と妻の自害を命じられた家康が、二人を失う。そしてその仇である勝頼を倒し武田家を滅亡させる。信長…