本 2021

ヒマつぶしの作法 東海林さだお

●ヒマつぶしの作法 東海林さだお 最近推理小説やドキュメント系の本ばかり読んでいてちょっと疲れたので、年末ということもあり軽い読み物を探していて、昔週刊朝日でエッセイをよく読んでいたなぁと思い出し、東海林さだおさんのエッセイをチョイス。 いと…

封印作品の憂鬱 安藤健二

●封印作品の憂鬱 安藤健二 安藤健二氏による封印作品シリーズ3作目。 扱っている作品は「日テレ版ドラえもん」「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」「みずの版涼宮ハルヒの憂鬱」の3作品。第1作が5作品、第2作が4作品を扱っていたのに対し、本作は3作品で、しかも「…

竹林の七探偵 田中啓文

●竹林の七探偵 田中啓文 先週読んだ『信長島の惨劇』が思いのほか面白かったので、田中啓文さんの本をもう一冊読むことに。 昔の中国、「疑」の国の竹林に集う7人の男たちが酒を飲みながら、謎の話「疑案」を話し合い、答えを見つけようとするが、最後には謎…

菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそかに香る 碧野圭

●菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそかに香る 碧野圭 前作に続く、菜の花食堂シリーズ3作目、以下の5編からなる短編集。 「小松菜の困惑」〜菜の花食堂で働くことになった香奈が彼氏の言葉で傷つくが… 「カリフラワーの決意」〜マルシェに出品したとこ…

封印作品の謎2 安藤健二

●封印作品の謎2 安藤健二 前作「封印作品の謎」が面白かったので、第二弾を読んでみた。前作が抗議により封印(もしくは自主規制)された作品がほとんどだったのに対し、本作ではそれとは異なる理由で封印された作品が多い。 ・キャンディ・キャンディ 〜原…

信長島の惨劇 田中啓文

●信長島の惨劇 田中啓文 本能寺の変から数日後、死んだはずの信長からの手紙で秀吉、勝家、右近、家康がとある島に集められる。そこでわらべ歌の歌詞通りに殺人事件が発生するが…。 北原尚彦さんのホームズ物を読んだら、以前同じ頃に読んだ田中啓文さんの「…

菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日 碧野圭

●菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日 碧野圭 前作に引き続き、料理教室を舞台にその生徒たちの身の周りで起こる日常の謎を、教室の下川辺靖子先生とその助手館林優希が解いていく短編集。以下の5編からなる。 「きゅうりには絶好の日」〜駅…

封印作品の謎 安藤健二

●封印作品の謎 安藤健二 先日yahooで「こち亀」の封印作品の話題があり、その時のコメントで知った一冊。5つの作品が封印されてしまった経緯について書かれている。 封印された発端はいずれも何らかの団体などからの抗議であり、それを受けて製作者側が自主…

ホームズ連盟の冒険 北原尚彦

●ホームズ連盟の冒険 北原尚彦 前作「ホームズの事件簿」の続編。今回もホームズ物語の脇役たちが主人公となる6編からなる短編集。 「犯罪王の誕生」モリアーティ教授 〜モリアーティ教授が大学をクビになると同時に犯罪王となるきっかけの事件 「蒼ざめた双…

菜の花食堂のささやかな事件簿 碧野圭

●菜の花食堂のささやかな事件簿 碧野圭 食堂で開かれる料理教室を舞台にその生徒たちの身の周りで起こる日常の謎を、教室の下川辺靖子先生とその助手館林優希が解いていく短編集。以下の6編からなる。 「はちみつはささやく」〜教室の生徒香奈が欠席、教室を…

私の「ルパン三世」奮闘記 飯岡順一

●私の「ルパン三世」奮闘記 飯岡順一 10月金曜ロードショーでルパン三世アニメ化50周年の企画として人気投票で選ばれた過去の作品が放送されており、懐かしく観た。SNSの反応などを読んでいて、偶然この本があることを知り読むことに。 アニメルパン三世1st…

ホームズの事件簿 北原尚彦

●ホームズの事件簿 北原尚彦 最近BSプレミアムで毎週「シャーロックホームズの冒険」を観ていて、ホームズはやっぱり面白いと感じていたところ、この本を見つけたので早速読んでみた。 以前「シャーロック・ホームズの蒐集」を読んでいるので、北原さんのホ…

背表紙は歌う 大崎梢

●背表紙は歌う 大崎梢 出版社営業部員の井辻くんが探偵役をするシリーズ2作目。 以下の5編からなる短編集。 「ビターな挑戦者」〜初対面の「取次」のデビルにの高圧的態度の謎とは「新刊ナイト」〜作家さんと書店巡りをするが、店には作家の同級生がいて…「…

虹の家のアリス 加納朋子

●虹の家のアリス 加納朋子 前作に続く、「アリス」シリーズの2作目。6編からなる短編集。前作最終章で行方不明となった探偵仁木の助手安梨沙がどうなるか、と思ったが、しっかりと探偵事務所に戻ってきて話は続くことに。 「虹の家のアリス」〜ママ友サーク…

平台がおまちかね 大崎梢

●平台がおまちかね 大崎梢 「成風堂」シリーズを読み終えてしまったので、同じ大崎梢さんの別シリーズをと思い読む。「成風堂」シリーズの(現時点での)最後の作品にも登場した出版社営業部員の井辻くんが探偵役をするもの。 以下の5編からなる短編集。 「…

ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢

●ようこそ授賞式の夕べに 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第4作、前作が短編だったが、今回は長編に戻った。これで短編集2作、長編2作に。 前の長編「晩夏に捧ぐ」は、成風堂を飛び出し、地方の書店へまで出向く4日間の話だったが、今回は書店大賞…

螺旋階段のアリス 加納朋子

●螺旋階段のアリス 加納朋子 加納朋子の新しいシリーズものを読みたくなって選んだ。 7編からなる連続短編集。「螺旋階段のアリス」「裏窓のアリス」「中庭のアリス」「地下室のアリス」「最上階のアリス」「子供部屋のアリス」「アリスのいない部屋」の7編…

超現代語訳戦国時代 房野史典

●超現代語訳戦国時代 房野史典 お笑い芸人房野氏が、メチャメチャ現代語で戦国時代を会話中心のストーリー化した 一冊。序章 応仁の乱、第1章 関ヶ原の戦い、第2章 真田三代の3章構成。 だいぶ昔に「超訳」というヤツが流行ったがそれを彷彿とさせる内容?そ…

サイン会はいかが? 大崎梢

●サイン会はいかが? 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第3作、前作が長編だったが、今回は短編集に戻った。 以下の5編からなる。 「取り寄せトラップ」〜本の取り寄せが本人たちがしたものではない事件が続く「君と語る永遠」〜本屋に社会科見学で訪…

逆説の日本史10 戦国覇王編 井沢元彦

●逆説の日本史10 戦国覇王編/天下布武と信長の謎 井沢元彦 以下の4章 第1章 織田信長の変革編-「政権の三要素」を巡る将軍義昭との抗争第2章 信長vs宗教勢力の大血戦編-安土宗論に見る「宗教弾圧」の正当性第3章 新しき権力の構築編-信長の「大坂遷都」計画…

月下美人を待つ庭で 倉知淳

●月下美人を待つ庭で 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集5作目、長編があるためシリーズとしては6作目にして現時点での最新作。 「ねこちゃんパズル」「恐怖の一枚」「ついているきみへ」「海の勇者」「月下美人を待つ庭で」の5編。 各短編で示される…

晩夏に捧ぐ 大崎梢

●晩夏に捧ぐ 大崎梢 「成風堂書店事件メモ」シリーズの第2作、前作が短編集だったが、今回は長編。 成風堂書店の杏子へ元同僚の美保から手紙が届き、美保の現在の勤め先である宇都木堂書店で起きた幽霊騒ぎの謎を解いてほしいと依頼される。バイトの多絵を連…

配達あかずきん 大崎梢

●配達あかずきん 大崎梢 本屋さんが舞台、本屋さんが探偵役の推理小説短編集。 以下の5編からなる。 「パンダは囁く」〜老人からの伝言で本を探す客「標野にて 君が袖振る」〜母が書店で本を購入後姿を消してしまう「配達あかずきん」〜書店から配達された本…

逆転の戦国史 砂原浩太朗

●逆転の戦国史 砂原浩太朗 戦後時代モノを探していて偶然見つけた一冊。 2020年に刊行されており、売りは近年の新研究や新資料を元にこれまでの通説と異なる人物や事件の実像に迫る、というもの。特に信長と光秀に特化しているようなサブタイトルがついてい…

猫丸先輩の空論 倉知淳

●猫丸先輩の空論 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集4作目、長編があるためシリーズとしては5作目。 「水のそとの何か」「とむらい自動車」「子ねこを救え」「な、なつのこ」「魚か肉か食い物」「夜の猫丸」の6編。 今回は前作「猫丸先輩の推測」のま…

神の悪手 芦沢央

●神の悪手 芦沢央 将棋に関する5編のミステリ短編集。ネットで話題になっていたので読んでみた。 「将棋に関する」ミステリではあるが、棋士とミステリなどという普通の設定ではない。一風変わった場面で起きるミステリと言える。 各話の設定などは以下の通…

掌の中の小鳥 加納朋子

●掌の中の小鳥 加納朋子 加納朋子の駒子シリーズを読み終えてしまったので、別のものを読んでみた。 5編からなる連続短編集。「掌の中の小鳥」「桜月夜」「自転車泥棒」「できない相談」「エッグ・スタンド」の5編。 表題にもなっている最初の1編「掌の中の…

競作 五十円玉二十枚の謎

●競作 五十円玉二十枚の謎 作家若竹七海が学生時代に実際にバイト先の本屋で体験した謎を提示、推理作家や一般公募もされた中から、優秀作を収めた一冊。 ここまで読んできた猫丸先輩シリーズがおもしろく、作家倉知淳さんのデビューのきっかけとなった話を…

猫丸先輩の推測 倉知淳

●猫丸先輩の推測 倉知淳 倉知淳の猫丸先輩シリーズの短編集3作目、長編があるためシリーズとしては4作目。 「夜届く」「桜の森の七分咲きの下」「失踪当時の肉球は」「たわしと真夏とスパイ」「カラスの動物園」「クリスマスの猫丸」の5編。 前作に続いての…

本能寺の変 431年目の真実 明智憲三郎

●本能寺の変 431年目の真実 明智憲三郎 明智光秀の末裔を名乗る著者による、本能寺の変の真相に迫った話題作。 戦国武将に関する本を何冊か読んでいる途中で、この本を原作としたマンガを読む機会があったため、原作を読んでみようと思ったので。 とにかく参…