本 2021

映画館(こや)がはねて 山田洋次

●映画館(こや)がはねて 山田洋次 山田洋次監督が新聞や雑誌に発表したコラムやエッセイをまとめたもので、1972年から84年に掲載されたもの。 72年から84年というと、男はつらいよの第9作から34作までの期間。実際に「今、『男はつらいよ ◯◯作』を撮ってい…

本所おけら長屋 十二 畠山健二

●本所おけら長屋 十二 畠山健二 「しにがみ」 馬助は辻蔵親分に拾われた盗っ人。しかしドジばかりで辻蔵には盗っ人は無理だと言われていた。その辻蔵が死んで1年、馬助は立派な盗っ人になろうとしていた。 ある時馬助は湯屋で万松の二人が大家徳兵衛が金を隠…

本所おけら長屋 十一 畠山健二

●本所おけら長屋 十一 畠山健二 「こまいぬ」 三祐で飲んでいる八五郎と松吉の元へ亀沢町の克蔵がやってくる。石原町の若い衆が弁天社に狛犬を奉納したことが面白くない彼は神の手を持つと言われた柳島町の石工石貫に狛犬作りを頼みに行ったが断られたと話し…

男はつらいよ 50年をたどる。 都築政昭

●男はつらいよ 50年をたどる。 都築政昭 「男はつらいよ」50作目を記念して刊行された一冊らしい。ただし「寅さんの風景〜山田洋次の世界」を加筆修正したもの。 3部構成。「寅さんの風景」「男はつらいよ 秀作篇」「山田洋次の風景」の3章からなる。山田洋…

本所おけら長屋 十 畠山健二

●本所おけら長屋 十 畠山健二 「さかいめ」 おけら長屋の大家徳兵衛は遠縁に当たる飯田屋の主人九兵衛と話していた。九兵衛は息子弥太郎をおけら長屋に預け、棒手振りの仕事をさせたいと話す。弥太郎はどうしようもない息子だったが、久兵衛の父に世話になっ…

落語歳時記 畠山健二

●落語歳時記 畠山健二 「本所おけら長屋」があまりに面白いので、その作者が「おけら長屋」を書く5年前に出版した本を読んでみた。 落語の噺を題材に、それに出てくる江戸の歴史や文化や生活、言葉の説明などが丁寧にされていく。もちろんそこには畠山氏の意…

本所おけら長屋 九 畠山健二

●本所おけら長屋 九 畠山健二 「まいわし」 松吉がお店の連中と酒を飲んでいた居酒屋で黒石藩の藩士木下、大谷、高橋、赤岩の4人が酒を飲んでいた。そこへ延山藩の藩士たちが酒を飲みに来る。延山藩の藩士たちが黒石藩の藩士たちをからかい、喧嘩になる。斬…

本所おけら長屋 八 畠山健二

●本所おけら長屋 八 畠山健二 「すけっと」 おけら長屋の島田の家に少女が訪ねてくる。彼女は森田小次郎の娘美乃。 森田は3日前、島田の道場にやって来て稽古を申し込んで来たが、稽古の最中に倒れ、島田は彼を聖庵堂へ運んでいた。彼の願いで印判屋和泉屋を…

本所おけら長屋 七 畠山健二

●本所おけら長屋 七 畠山健二 「ねずみや」 江戸の街にねずみ小僧が現れ、万松は拍手喝采。しかし島田は火盗改などは面目を潰されていると心配する。 おけら長屋に今助とお涼の兄妹がお吉婆さんの芋売りにやってくる。長屋の住民は二人を贔屓にするが、お涼…

本所おけら長屋 六 畠山健二

●本所おけら長屋 六 畠山健二 「しおあじ」 弁天長屋に住むお恵をお信が訪ねる。お恵から夫又造の様子がおかしいと聞かされお信はある日又造が女をつけているのを見かける。又造の跡をつけると彼が追っていたのはおけら長屋に住むお染だとわかる。お信の奉公…

初午祝言 居眠り磐音 佐伯泰英

●初午祝言 居眠り磐音 佐伯泰英 磐音シリーズスピンオフ3作目。 「初午祝言」 品川柳次郎とお有との祝言の日を描く。 「幻の夏」 後に縫箔屋に奉公することになるおそめが幼い頃妹の出産のために母親に付き添い母の田舎の漁村に出向く。そこでおそめは初めて…

本所おけら長屋 五 畠山健二

●本所おけら長屋 五 畠山健二 「ねのこく」 八五郎がだるま長屋の栄太郎との幽霊屋敷での勝負を持ち込んで来る。居酒屋で争っていた二人に高田屋の隠居武兵衛が持ちかけた話だった。おけら長屋は八五郎と万松にバカの金太を加えた4名で勝負に臨むが、本当の…

武士の賦 居眠り磐音 佐伯泰英

●武士の賦 居眠り磐音 佐伯泰英 磐音シリーズスピンオフ2作目。 「初恋の夏」 利次郎の幼い頃の武勇伝。藩邸ないに忍び込み女中春乃と藩主豊能敷と出会う。この事が親にばれて、利次郎は祖父の屋敷で暮らすことになる。そして10歳の夏、春乃が嫁に行く事を知…

本所おけら長屋 四 畠山健二

●本所おけら長屋 四 畠山健二 「おいてけ」 おいてけ堀の奇談が噂に。万松は河童を捕まえ大儲けしようと企む。江島屋の手代常吉は店の娘お紺に惚れていた。しかしお紺は与三郎という男に騙されていた。常吉はお紺にそれを話す、お紺は与三郎に本当の事を尋ね…

本所おけら長屋 三 畠山健二

●本所おけら長屋 三 畠山健二 「うたかた」 八五郎と為三郎は端唄の師匠お園に騙される。魚屋辰次の得意先原島富太夫は三味線の神様と呼ばれていた。原島は知り合い吉村が亡くなるとその娘お歌を引き取って一緒に暮らしていた。八五郎は為三郎と端唄勝負をす…

本所おけら長屋 二 畠山健二

●本所おけら長屋 二 畠山健二 「だいやく」 前作の「ふんどし」で身籠ったお梅も7ヶ月に。島田の元へお梅を襲った千吉が現れお梅に会いたいと言い出す。一方万松は父親になることに不安な久蔵のために、お梅を襲った男を仕立て上げる芝居打つことに。何も知…