本 2020
●本所おけら長屋 畠山健二 おけら長屋の騒動を描いた短編集。 「だいくま」 大工の熊五郎ことだいくまに長屋の皆が上手く騙される。みんなでだいくま一家をとっちめてやろうとすると、だいくま一家が心中したと知らせが入る。そいてその縁者が金をせびりに来…
●奈緒と磐音 居眠り磐音 佐伯泰英 磐音シリーズ終了3年後に書かれたスピンオフ作品。 「赤子の指」 磐音、琴平、慎之輔9歳の頃の話(慎之輔のみ1つ年上)。3人は藩内の無人島魚島に泊まるが、そこへ坂出進太郎がやってくる。進太郎が琴平の諸星道場入りにか…
●声なき蟬 下 空也十番勝負 青春篇 佐伯泰英 寛政7年1795年冬、渋谷重兼とその孫娘眉月は川内川で瀕死状態の空也を見つけ家に連れて帰る。眉月の献身的な看病もあり、2ヶ月後空也は目を覚ます。 空也は重兼の家に滞在、約1年後彼らと一緒に加治木へ旅をする…
●声なき蟬 上 空也十番勝負 青春篇 佐伯泰英 寛政7年1795年夏、空也死去の知らせが磐音おこんの元にくる。 空也は薩摩藩へ入るため薩摩藩国境近辺を歩いていて、宮原村の3人(新左衛門、こう、次郎助)と出会う。3人が国境を守る外城衆徒に殺されたため、宮…
●旅立ノ朝 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第51作。季節は1795年夏。磐音一家豊後関前藩へ、亡き3人の友の墓参り、奈緒の家での戦い、関前藩総登城と伊鶴儀失脚、正睦死去と空也の旅立ち。 いよいよシリーズ最終巻。舞台は1冊を通して江戸を離れ、…
●竹屋ノ渡 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第50作。季節は1793年新春から秋まで。磐音空也家斉御目通りと土子順桂からの手紙、奈緒関前藩紅花栽培と殴られ屋向田源兵衛道場に戻る、速水右近婿入り、神保小路道場再興と引越、土子順桂との戦いと金…
●意次ノ妄 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第49作。季節は1788年夏。意次死去と弥助相良へ10ヶ月、意次影の御番衆7名と利次郎霧子寸又峡へ、影の御番衆への偽手紙、田丸輝信兄次助祝言と御番衆に巻かれる、空也槍折れ稽古開始と御番衆との戦い。 …
●白鶴ノ紅 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第48作。季節は夏から年明けまで。田丸輝信無断外出、最上紅前田屋店開き、秋世の奉公と家治死去、意次老中罷免と磐音鎌倉へ、お代の方江戸へ。 前作に引き続き、意知亡き後の田沼意次の様子が描かれつつ…
●失意ノ方 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第47作。季節は春から夏。弥助藪之助供養と土子順桂道場へ、北尾重政道場居候と霧子山形へ、卜部忠道ひな道場へ、卜部忠道ひなとの戦い、田沼意次との対面と北尾重政の尚武館夏景色六態。 前作で田沼意知…
●弓張ノ月 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第46作。季節は引き続き春。1784年3月24日早朝の様子、同朝と弥助藪之助、意知襲撃、佐野善右衛門取り調べと意知死去、磐音の翻意。 田沼意知が殺害される日がやってくる。その日の早朝や朝の磐音とその…
●空蝉ノ念 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第45作。季節は引き続き春。河股新三郎道場に、お杏江戸へ、お杏松平家訪問と番太一造の活躍、道場での辰平お杏祝いの席、松平定信邸動向と河股新三郎との戦い。 前作で田沼一派に拉致されてしまった辰平…
●湯島ノ罠 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第44作。季節は春。佐野善左衛門暗殺妨害とおすな弟五十次、闇読売2枚と利次郎土佐藩仕官ならず、道場剣術試合と五十次関前藩船へ、利次郎関前藩指南役と辰平失踪捜索、辰平小伝馬町牢屋敷からの救出。 …
●徒然ノ冬 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第43作。季節は冬から新春。霧子道場へ戻ると修太郎天神髭見学、霧子見舞客東西対抗戦と奈緒夫死去、霧子の目覚めとお杏江戸訪問、修太郎弟子入り志願と実高からの俸給、佐野善左衛門暗殺計画と奈緒から…
●木槿ノ賦 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第42作。季節は引き続き夏から秋。実高俊次江戸入りと江戸起倒流客分道場へ、照埜おこん母墓参りと武左衛門息子修太郎入門、正睦照埜旅立鎌倉へ、奈緒夫大怪我と吉原足抜け騒動、修太郎騒動と俊次教習に…
●散華ノ刻 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第41作。季節は引き続き春。磐音お代の方と面会、正睦お代の方と面会、武左衛門旅へと鑓兼一味の嫌がらせ、おそめからの祝い着と大決戦前夜、鑓兼成敗と武左衛門の帰着。 前作で誘拐された正睦が戻り、い…
●春霞ノ乱 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第40作。季節は春。正睦と照埜江戸へ、正睦勾引かし、正睦探索、正睦勾引かしの犯人、旧尚武館からの正睦救出。 前々作で江戸に戻った磐音、前作では速水の甲府からの戻りを手助けし、本作でいよいよ田沼…
●秋思ノ人 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第39作。季節は冬。速水甲府出立、速水中間捻挫と磐音速水兄弟速水出迎えへ、速水江戸帰着、おすな弟五十次と鶴吉の三味線、五十次読売へと速水襲撃。 前作磐音の策略で甲府から江戸に戻れることになった…
●東雲ノ空 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第38作。季節は秋。磐音一行江戸へと小梅道場、小梅村での皆との再会と霧子重富家訪問、弥助と御庭番甲賀臑八、帰着後の挨拶回り、谷戸の淵と速水復職への策略。 とうとう3年半ぶり?に磐音が江戸に帰っ…
●居眠り磐音江戸双紙 帰着準備号 橋の上 佐伯泰英 磐音シリーズの特別編。以前同じようなものとして「読本」があったが、内容的にはシリーズがさらに進んだ後のもののため、それに合わせたものとなっている。 巻頭カラー口絵、青春編「橋の上」、江戸案内〜…
●一矢ノ秋 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第37作。季節は前作から1年後の約1年間。江戸の仲間へ磐音の近況知らせと尚武館取り壊し、姥捨の郷入口での敵撃退、お有岩田帯祝いと辰平利次郎江戸尾張へ、雹一派との戦いの準備、おすな女人禁制の高野…
●紀伊ノ変 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第36作。季節は秋。高野山光然と新宮藩榊原との出会い、光然の会談と磐音付添、品川柳次郎の仲人の件、雹田平の占いと刺客梅津与三郎とおつな、和歌山藩会談合意と梅津との戦い。 前作で高野山の隠れ里に…
●姥捨ノ郷 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第35作。季節は秋から冬。速水甲府へと磐音名古屋立ち退き、磐音たち彦根へ、辰平関前藩経由で高知藩へ、磐音たち姥捨の郷へ、辰平利次郎姥捨の郷へとおこん出産。 前作で江戸から逃れた磐音たちが尾張に…
●尾張ノ夏 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第34作。季節は夏。おそめの半日休みと磐音尾州茶屋家との出会い、磐音尾張藩道場へ、陣羽織騒動と中部相右衛門との戦い、木曽美林横流し調べ、密偵救出と薩摩南郷十右衛門との戦い。 前作で江戸から脱出…
●孤愁ノ春 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第33作。季節は春。前作事件後の磐音の仲間たちの様子と磐音おこんの旅立ち、箱根越えと偽名の手形入手、島田宿逗留と江戸からの追っ手、舞阪銃積み船への細工、刈谷宿佐々木家墓と小姓組陣内との戦い。 …
●更衣ノ鷹 下 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第32作。季節は安永8年(1779年)2月。おこん誘拐解決のお礼参りと田沼御用人道場へ、田沼意次についての調べ、家基2回目の鷹狩りと佐々木家隠し墓と料理茶屋、玲圓隠居部屋と磐音歌女との戦いの場川…
●更衣ノ鷹 上 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第31作。季節は冬。丸目高継身罷りと羽根村金次郎登場、松平辰平福岡入りと国瑞西の丸解雇、平助対歌女と家基放鷹(ほうよう)、おこん勾引と羽根村金次郎失踪、羽根村黒幕橘右馬助と砂村新田からのお…
●侘助ノ白 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第30作。季節は年末年始。利次郎土佐到着と父襲撃、槍折れ小田平助登場と道場餅搗き、金兵衛長屋の憑神幻々斎と水戸家屋敷での闘剣、利次郎土佐家騒動と平助道場門番に、土佐漆会所での戦いと田沼意知雇…
●冬桜ノ雀 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第29作。季節は冬。鼠志野の茶碗を巡る高家瀬良家と神沼家の争い、能楽の丹五郎一味捕縛の策と丸目高継歌女登場、豊江丸での丹五郎一味捕縛と武左衛門の外泊、家基の悪夢と磐音おえいたちでの猪鍋、家基…
●照葉ノ露 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第28作。季節は秋。設楽小太郎仇討騒動上総上湯江へ、北条湊での仇討、利次郎旅支度、竹村武左衛門磐城平藩門番へ、竹村家引越と4人目の刺客愛甲次太夫との戦い。 非常に珍しい始まりだった。当然のこと…
●石榴ノ蠅 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英 磐音シリーズ第27作。季節は秋。山形からの帰り千住掃部宿での争いごと、利次郎のスランプ、常陸麻生藩新庄家内紛と刀研ぎと新刀忠広、竜神の平造一味捕物、家基お忍び船遊び。 前作で奈緒を助けるために山形へ行った…