●729 ロビンとマリアン 1976
ロビンフッドはリトルジョンとともに、王リチャードの命令である城を攻略しようとしていた。彼らが見つけた黄金の像が目的だったが、城に残っていたのは老人一人とあとは女たちだった。老人から黄金の像は石像だったと聞かされたロビンは攻略を諦めようとするが、そこへ王がやってきて城攻略を強制する。ロビンはそれに逆らったため囚われの身に。しかし横陣が放った矢が王に刺さり、王は負傷する。
ロビンたちは王により処刑されそうになるが、王は怪我がもとで死んでしまう。支えていた王を失ったロビンたちは故郷の森へ帰ることに。
20年ぶりに森に帰還したロビンは旧友タックとウィルと出会う。彼らからかつての恋人マリアンが修道院に入ったと聞いたロビンは彼女に会いに修道院へ。
マリアンは王の命令に背き代官に連れていかれるところだった。ロビンは代官にマリアンを渡すことなく連れ去ってしまう。ロビンはかつての行為を謝罪するが、マリアンは俗世間に戻るつもりはないとロビンを拒絶する。ロビンはマリアンを修道院へ連れて帰るがシスターたちが代官に連れ去られていた。ロビンは彼女たちを救い出すことに。
代官の城へ商売人に変装して侵入したロビンとリトルジョンはシスターたちを逃す。しかし城の門を閉じられ、兵たちに襲われてしまう。ロビンたちは戦うが多勢に無勢で追い込まれる。代官の悪行に困っていた町の人たちの協力でロビンたちは逃げることに成功、森へ帰る。
ロビンはマリアンと話をしかつての愛を取り戻す。町の住人たちが森へやってきて王と戦うようロビンに頼み込む。住人たちの動きを知った王の家来がそれを報告、王は軍を森へ差し向ける。ロビンたちは住人たちに戦い方を教え決戦に備えるが、王の軍は森の手前で陣営を張り、攻め込んでこなかった。森での戦いとなればロビンたちに有利だが、軍は森からロビンたちが出て来るのを待っていた。業を煮やしたロビンは軍に誘いをかけるがそれでも軍は動こうとしない。仕方なくロビンは打って出ることに。
マリアンは二度ロビンを失うことを恐れロビンを止めようとするが、彼は聞く耳を持たなかった。ロビンは森から出て、代官と一騎打ちをすることに。一進一退の攻防が続くが、年を取ったロビンが不利に。最後に逆襲の一振りでなんとか代官を倒すロビン。それを見た軍のラナルフ卿は事前の約束を違え攻め込んで来る。ロビンはリトルジョンやマリアンととも修道院へ逃げ込む。
マリアンは薬だと言ってロビンにそれを飲ませ自分も飲む。しかしそれは毒薬だった。ロビンは驚くがマリアンの真意を見抜き、駆けつけたリトルジョンにこれから放つ矢が落ちたところに二人を埋めてくれと頼み、矢を放つ。
ヘプバーンの作品だがタイトルも知らず今回が初見。ショーンコネリーとの豪華な共演作だが、題材がロビンフッド。ロビンフッドの名前は知っているが、どんな人かと聞かれても答えられない(笑 そのため本作を見ても正直なんだかなぁと言ったところ。
純粋に本作のストーリーだけを追えば、かつての英雄が年を取り故郷へ戻理、住人たちの願いを受けて王と戦う話で、そこに昔の恋人との再会話が絡んで来る、と言ったところか。
ヘプバーンは約10年ぶりの復帰作とのことで、40代後半となっており、かつての妖精のような輝きはないが、やはり美しい。ショーンコネリーも007シリーズから降りている状態で、こちらも40代後半。wikiによればヘプバーンの方が1歳年上なのね。ちょっと驚いた。若い頃のヘプバーンは年上の男優との共演が多かったけれど、やっと同年代の男優との共演ができるようになったのね。