鬼平犯科帳 第2シリーズ #08 盗賊二筋道

 第2シリーズ #08 盗賊二筋道

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 鬼平は彦十と万常で鯉の洗いを食べに来る。そこで盗賊高萩の捨五郎を見かける。店を出た捨五郎は侍に切られそうになった町民を庇おうとして切られてしまう。捨五郎は町民家で治療するが、彦十に手紙を託す。手紙は篭滝の太次郎へ渡すが、怪我で仕事ができないと知った太次郎は捨五郎を殺そうとする。鬼平は町民家に見張りをつけるとともに、太次郎一味も捉えるべき盗人宿を強襲した。

 鬼平は町民家から捨五郎を盗賊改方宅に運ぶ。蛇の仁吉だけを取り逃がしたため、捨五郎の身を案じてのことだった。その捨五郎のために鬼平は杖を手作りする。捨五郎は治兵衛のところへ行く。治兵衛は盗賊同士を引きあわせる仕事をしている。捨五郎は仁吉が二人が仲間を売ったと思っていると伝えるが、治兵衛はどうしても生涯に一度の仕事をしたいと話す。治兵衛は娘の祝言のためそのお金を稼ぐために仕事をしたがっていた。

 全ての話を鬼平に伝えると鬼平は自分が加わることとした。話を進めるうちに治兵衛は娘の婚礼に出たいと言い、鬼平たちはそれを許す。治兵衛がいない間に残りの一味を捕まえるためにも。治兵衛は出かけようとしたところを仁吉に刺される。最期に治兵衛は娘に渡すつもりだった簪を捨五郎に託す。

 話を聞いた鬼平は治兵衛の財布と簪を持って捨五郎に娘に会いに行くよう話をする。

 

 派手な捕物はないが、良い話で幕を閉じる、そんなお話。