リトル・マーメイド

●626 リトル・マーメイド 1989

 人魚アリエルは父トリトン王の娘で好奇心いっぱいの少女だった。ある日航海中の船を覗き、そこでエリック王子を見て一目惚れしてしまう。その船が嵐に会い遭難、アリエルは溺れるエリックを助ける。エリックはアリエルの歌を覚えるがアリエルはその場から立ち去ってしまう。

 アリエルは人間の世界に興味津々、人間たちの使う道具を拾って来ては密かに集めていた。しかしトリトン王はアリエルの様子がおかしいことに気づき、セバスチャンにアリエルの監視を命じる。セバスチャンはアリエルの秘密の道具のありかをトリトン王に報告、トリトン王は人間に興味を持ち始めたアリエルが集めた品々を破壊してしまう。

 その頃トリトン王により宮廷から追い出されていた魔女アースラはトリトン王への復讐を誓っていた。そして落ち込むアリエルに接触、アリエルと人間にする魔法を使う契約をする。しかし魔法は3日間だけ有効で、しかも代わりにアリエルの声を奪い、3日後の日暮れまでにアリエルがエリックとキスをしなければ、アリエルはアースラのものになるというものだった。

 人間になったアリエルはエリックと再会。しかし声が出ないアリエルは事情を説明できないままだった。それでも二人は一緒の時間を過ごし仲良くなって行く。それを知ったアースラはアリエルを手に入れるために自ら人間に変身、アリエルの声を使いエリックと結婚することに。仲間たちの助けでその結婚式を妨害することに成功、アリエルは声を取り戻し、エリックはアリエルが助けてくれた女性だと気づくが、アースラはアリエルを海底へ連れて行ってしまう。

 そのことを知ったトリトン王は自らがアリエルの代わりになることを受け入れる。トリトン王の力を得たアースラはその力を使い大暴れする。アリエルはアースラに対抗するが敵わなかった。しかしエリックが船を操りアースラを倒す。アースラの魔法が解け皆が助かるが、アリエルは人魚に戻ってしまう。全てを知ったトリトン王はアリエルを人間の姿に戻し、エリックとの結婚を承諾する。

 

 金ローで放送していたので思わず見てしまった(笑 本作をキチンと観たのはおそらく初めて。原作の童話「人魚姫」のストーリーをベースにしているので、話はわかりやすい。しかし「人魚姫」の話を全て知っているわけではなかったので、ラストのハッピーエンドを見ても、いかにもディズニーらしい結末だと感じただけだったが、wikiで原作とは異なる結末だと知り、さすがディズニーだと感心。1990年代のディズニーアニメ全盛期始まりの一本だと知り、さらに納得。ここからプリンセスラッシュが始まったのか。