お茶漬の味

●017 お茶漬の味 1952

 

 小津監督の作品。こんな時代にこんな奥さんたちがいたのかという驚きが最初。時代風景が見えるところが次の驚き。あとは佐分利信(獄門島でしか知らない)、笠智衆鶴田浩二が普通の人を演じている驚き。

 終盤の夫婦の見せ場はさすが。その前の家の中の描写もか。小津監督の他の作品が見たくなった。