ビバ!マリア

●028 ビバ!マリア 1965

 のどかな庭、可愛い少女が遊んでいる、といきなり衝撃的な開幕。

 アイルランド娘でイギリスへのテロリストとして育ってきたブリジットバルドーが父親を失ったタイミングで旅一座の仲間となりジャンヌモローと旅を続ける。初舞台から大盛況。二人の女性が良い男を探しながら旅は順調に続くかに見えたが…

 映画はギャグ、ミュージカル、ロマンスなどごちゃまぜ。一座も銃の設計者や手品師、馬鹿力の持ち主など多彩な顔ぶれでそれぞれ見せ場あり。

 途中メキシコ革命がらみで土地の有力者に捕まりピンチに陥るが、そこは超娯楽作品。脱出するが、革命指導家はなくなりモローが意思を引き継ぎ村の仲間とともに戦いに。終盤はガンアクション。しかも元テロリストの見せ場もあり。政府軍の死の列車をやっつける手が爆弾など使わずなんとも痛快。

 最後に思わぬ敵に二人が捕まるが、一座の得意技と数の論理で本部?を制圧。この場面はまるで赤ジャケルパンの全盛期を見るようだった、

 細かい理屈は抜きで楽しめるあまりに馬鹿馬鹿しいが楽しい映画。