金田一耕助の冒険

●378 金田一耕助の冒険 1979

 金田一耕助の元へ盗賊団の女首領マリアが不二子像を持ち込んでくる。これは金田一耕助が10年前に解決できなかった「瞳の中の女」事件の鍵となるものだった。これをもとに金田一は事件解決のために動き出す…

 

 子供の頃に観た記憶があるが内容は全く覚えていない、というパターンの一本。タイトルや古谷一行金田一の映像が懐かしく思わず観てしまった。

 しかし…。こんなにヒドい映画だったっけ?公開1979年当時ならば面白かったかもしれないパロディのオンパレード。当時子供だったが、いくつかのパロディは分かったと思うが、それにしても金田一の名を借りたパロディ映画でしかない。一応事件の謎解きのようなものがあるが、全く頭に入ってこなかった。

 自分の年齢などが影響するので映画には観るタイミングがある、というのが持論だが、公開当時にしかわからないパロディを40年後に観ても笑えないという事実から、この持論は別の意味を持つことになりそう。つまり時を経ると全く意味がわからなくなる映画がある、ということ。

 

 パロディの詳細などはこの映画のwikiに詳細に記載されている。角川映画ということで出演陣は大変が豪華で、角川社長がこんな映画を撮りたかったというのもわかるが、今見ると色々と無駄遣いの映画、だとしか思えない。

 石坂金田一の大ファンだった人間としては恥ずかしいが、今回この映画のwikiを読んで、石坂金田一シリーズは最初の「犬神家の一族」だけが角川映画であり、それ以降は東宝製作だと初めて知った。それにしても、石坂金田一の最後の作品(リメイク版犬神家の一族は除く)「病院坂首縊りの家」と同じ年のしかも2ヶ月ほど後にこの映画を公開するとは…。

 

 今度時間がある時にでも、TV版の古谷金田一でも観よう。