未知との遭遇

●066 未知との遭遇 1977

 世界各地で昔行方不明になった飛行機や船が発見され、それとともに未確認飛行物体が確認される。それにより様々な不可思議な現象が起きる。

 目撃者たちには、音階と形がイメージとして残る。音を発信したところ、宇宙から回答が。それは地球上の緯度と経度の数値だった。一方、早くからUFOに反応していた子供がUFOにさらわれる。また最初にUFOを目撃した男はある形に取り憑かれたようになり家庭はめちゃくちゃになる。しかしある時、TVで流れていた映像からそれがデビルズタワーであることがわかる。

 男はデビルズタワーへ息子をさらわれた女と向かうが、軍に捕まる。同じようにここに導かれた人々とともにヘリで連れ出されそうとなるが、2人は逃げデビルズタワーへ向かう。なんとか追跡を振り切りたどり着いた場所では、軍がUFOを迎える準備をしていた…

 

 言わずと知れた名作。何度か見たことがあるはずだが、ラストは空母との5音のセッション?以外覚えておらず、こんなラストだったかと今更思った。

 スピルバーグの対象物をなかなか見せずにそれでも存在を示す映像はさすが。音階だけで意思の疎通ができるのか、という話もあるが、まさに「未知との遭遇」ということだろう。しかし、ラストで乗り組むために?準備していた人々がいたということや戻ってきた人の写真がリスト化されていたのは、軍(国)としてUFOとのコンタクトを取り続けて来たということなのか?そこだけ疑問だが、やっぱり何年経って見ても傑作であることに間違いはない。