永遠に美しく

●079 永遠に美しく 1992

 1978年ブロードウェイ、マデリンアシュトンはショーの主役を務めていたが不評だった。そこへマデリンの知り合いヘレンが婚約者で美容外科医のアーネストを連れてやってくる。これまでと同様、マデリンはアーネストをヘレンから奪って結婚してしまう。

 7年後、堕落した生活を送っていたヘレンは警察に捕まる。

 さらに7年後、マデリンのも元にヘレンから出版パーティの招待状が届く。アーネストは遺体修復士になっていた。マデリンはパーティ出席のため、美容クリニックへ行くが、リスルヴォンルマンを紹介される。

 パーティでヘレンと会うが、ヘレンは劇的に若返っており、アーネストも彼女に気を取られていた。マデリンは若い愛人にも愛想をつかされる。そんな時紹介してもらったリスルヴォンのことを思い出し訪ねる。

 リスルヴォンの邸で神秘の液体を見せられる。それは老化を止め若返らせるものだった。1滴で左手が若返ったのを見て購入を決める。ただし誰にも言わないこと、10年後には人前から姿を消すこと、が約束となる。その場で液体を飲むと、体を労わるよう警告される。さらに体や顔にはっきりと変化が。

 マデリンの留守の間にヘレンが家を訪れアーネストを誘惑する。離婚しようとするアーネストを止め、翌日グラスに薬を塗っておきマデリンを事故に見せかけて殺す計画を打ち明ける。

 ヘレンが帰り、マデリンが帰宅すると、夫婦喧嘩が始まり、アーネストはマデリンを階段の上から落としてしまう。慌てたアーネストはヘレンに電話する。すると死んだはずのマデリンが首が180度回った状態でアーネストを罵る。二人とも驚くが、マデリンは自分で首を廻して元通りにする。

  二人は病院に行き見てもらう。骨折、体温低下、心臓停止と診断される。アーネストも診るが同じため、「自然の法則に逆らっている、君は死んでいる」と叫ぶ。それを聞いたマデリンは気絶し、霊安室へ運ばれる。アーネストはマデリンを助け出し自宅へ連れ戻す。家を見張っていたヘレンは家に忍び込む。アーネストと会ったヘレンは計画を進めようとするが、その話を聞いたマデリンが現れ、ヘレンを撃ってしまう。二人はヘレンの死体を埋めようと準備するが、ヘレンも生き返る。

 生き返ったヘレンを見てマデリンはヘレンも同じ液体を飲んだことに気づく。そこで死なない二人のバトルが始まる。が、二人は仲直りをし、アーネストに修復を依頼する。アーネストが出て行くと言うが彼の修復技術のほしい二人は彼にも永遠の命を与えるため、リスルヴォンのところへ連れて行く。しかしアーネストは液体を飲まずに逃げ出す。

 リスルヴォンの館ではパーていが開かれており、そこには死んだはずの有名人が数多くいた。さらに館内を逃げるが、屋根から落ちそうになる。そこに二人が。彼女たちはアーネストに飛躍を飲めば助かると話す。それでもアーネストは飲まず落下するがなんとか助かり屋敷から逃げ出す。アーネストを探すが見つからない二人は諦め、お互いに助けあっていこうと話し笑う。

 37年後、アーネストが亡くなる。彼は自然を愛し普通の生活をして晩年を過ごした。彼の葬式に参列した二人だったが…

 

 永遠の命?と言うより若さを手に入れた女性二人を描いたコメディ。ドタバタあり、教訓?ありで面白かった。秘薬を飲んだ二人のCG?がこの年代のものにしてはよくできている。最後の神父の演説が良いが、それすら笑い飛ばした後に二人に待っているラストシーンは強烈。