ノッティングヒルの恋人

●105 ノッティングヒルの恋人 1999

 ノッティングヒルに住むタッカーは水曜日家の近くの仕事場まで歩いて行った。それが人生を変える日になるとは考えもせずに。彼は旅行書の店に勤めていた。

 その日アナ・スコットが客として来て1冊の本を買って行く。彼女は映画女優だった。彼は飲み物を買いに行くが、そこで彼女とぶつかり飲み物をかけてしまう。彼は着替えのために家に彼女を連れて行く。彼女はタッカーにキスをして出て行く。

 タッカーは彼女の映画を同居人と見たり、彼女の顔でラッピングされたバスを見たりする。彼は同居人から2、3日前にアナから電話があったことを聞き電話をする。彼女からホテルに来るように言われホテルの部屋へ行く。しかしそこは新作映画の取材会場だった。スタッフがいるため、おかしな会話になる。その後共演者ともインタビューをすることになるが、チンプンカンプンな会話になるが、その後もう一度アナと会うことができ、夜タッカーの妹のバースデーパーティに出ることに。

 家族は皆アナを見て驚く。パーティの中で家族は自分たちの不幸話を語る。アナも自分のことを話す。

 二人はデートを続ける。食事をしている時、他の客がアナの噂をしているのを聞きタッカーはその客に文句を言いに行く。その後アナもその客に話をしにいく。帰り道彼女のホテルの部屋に誘われ、タッカーが行くとアナのアメリカの彼が来ていた。タッカーはボーイのふりをしてその場をごまかし帰る。

 半年後、彼女がタッカーの家に来る。彼女は昔のスキャンダル写真の件でマスコミに追われていた。タッカーは彼女に自分の家にいるように言う。その夜二人は結ばれる。翌朝タッカーの家にマスコミが押しかける。アナはタッカーの同居人がマスコミにリークしたと勘違いし怒る。タッカーは誰にでも不幸は訪れると慰めるが、アナは理解できない。そして彼女は出て行く。

 タッカーの家族がパーティを開く。1年前に開いたレストランの祝いだったが、店が繁盛していないため別の店を探すことになっていた。彼らは人の不幸について話をする。タッカーは身内からアナがオスカーを受賞し、今撮影でロンドンに来ていることを聞く。彼は撮影現場に会いに行く。アナから待っているように言われ、タッカーは待つことにする。スタッフが気を利かせ、ヘッドセットを貸してくれる。撮影の音声が聞こえるが、アナが共演者とおしゃべりをするのが聞こえ、タッカーのことを、過去の人でどうして来たのかわからないと話しているのを聞き、帰ってしまう。

 アナが店に来て話をする。タッカーはアナの誘いを断ってしまう。アナはプレゼントを置いて去って行く。プレゼントはシャガールの絵だった。タッカーは家族にアナとの話をしているうちに、自分のとった行動が間違いだったと気づく。家族たちはみんな車でタッカーをアナのところへ連れて行く。タッカーはアナの記者会見場に乗り込む…

 

 むず痒くなるようなラブストーリー。日本でアイドルを使って作った映画みたいだ。と言うかジュリアロバーツがそんな女優さんだったんだろうなぁ。コメディタッチなのに途中あまりそれが感じられなかったが、ラストのドタバタの中でのコメディシーンは笑える、特にホテルのシーンは。記者会見のシーンはローマの休日のパロディかな。