プレデター

●118 プレデター 1987

 ダッチと仲間がジャングルに呼ばれる。そこには戦友で今はCIAに勤めるディロンもいた。軍のヘリがその国の大臣を乗せたまま墜落、大臣たちはゲリラに捕獲されたと思われ、その救出を依頼される。ダッチはディロンを指揮官とし仲間たちと救出に向かった。

 ジャングルでヘリを発見するが、ヘリは偵察機で故障、熱戦追尾ミサイルでやられたと思われるが、ゲリラがそんなものを持っているとは考えにくかった。ゲリラが人質を連れて行った痕跡を見つけるが、人質は皮を剥がれて殺されていた。その中にはダッチやディロンの元戦友も含まれていた。

 彼らはゲリラのアジトを見つけ、制圧する。大臣を探すが、すでに殺されていた。この国の人間ではなくCIAの人間らしく、ゲリラと共にソ連の人間もいた。ディロンはアジトにあった書類が目的で、大臣の件は嘘でゲリラの総攻撃の証拠を狙っていた。元戦友も同じ目的でアジトを探索していたのだった。

 ゲリラの大部隊が迫っていることがわかり、脱出を始めるが、ディロンはゲリラの女性戦闘員アンナを道案内として連れて行く。

 彼らはジャングルを進むが、途中ビリーが何者かの気配に気づき、様子を伺う。その隙を狙ってアンナが逃亡をはかり、皆が追う。アンナに追いついたホーキンスが一瞬で何者かに殺され内臓がだけが残り死体はなかった。皆はゲリラの仕業だと思うが、ダッチは無線や銃が残っていることから、ゲリラではないと判断、ディロンは元戦友と同じやられ方だと話す。ホーキンスの死体を探している時にブレインがやられる。その後マックが姿の見えない敵を見つけ、皆で銃を乱射する。しかし死体も血痕もなかった。彼はおかしな影を見たと話す。ダッチは本部へ連絡し、救助を要請すると共に、周りに防御線を張りめぐらせる。敵は銃により負傷していた。その血が葉に残っているのをアンナは気づく。本部への救出要請は却下される。マックは敵はカモフラージュをしているが、目だけが光っていたと話す。アンナにも確認すると、森が姿を変え襲ったと話す。

 夜、ブレインの仇を取ろうとしていたマックは、罠にかかった敵を仕留めるが、それはイノシシだった。その騒ぎの間にブレインの死体が盗まれる。ダッチはもう一度アンナに話を聞く。正体はわからないが、色が変わるカメレオンのようなものだと話す。ダッチは皆で大掛かりな罠を作理、敵がかかるのを待つ。その間にアンナは昔男が家畜のように殺された時、村の老女たちがまた悪魔がやってきた、それは暑い時に起こる、大抵は生皮を剥がされ、時にはもっとひどい姿になることも、と話す。罠にかからない敵に業を煮やし、ダッチは自ら囮となり、敵を罠にかけるが、逃げられる。しかし皆がその姿を目撃する。

 マックとディロンが敵を追う。彼らは先に敵を見つけ二人で仕留めようとするが、逆にやられる。残ったメンバーは合流地点へ急ぐ。ビリーは敵と対峙しようとするがやられる。皆の所にも敵がやってきて襲撃され、皆はバラバラになる。

 ダッチは逃亡の途中で崖から川に落ちる。姿は見えないが敵が川に落ちる音を聞く。ダッチは泥まみれになりながら逃げる。そして敵が目の前に姿を表すのを目撃するが、敵はダッチに気づかなかった。ダッチは泥を塗っていると敵には見えないと気づく。武器のないダッチはジャングルの木などを使い、大掛かりな罠を作る。そして罠を完成させた後、敵を誘い出す…

 

 有名な作品だが実は初見。冒頭のシーンがあるので、プレデターは宇宙人だとわかる。見えない敵とどう戦うのかというのが前半の楽しみだったが、途中も最後も原始的な罠で戦いを挑むところが見どころなのか?

 最後の戦いで敵が仮面?を脱ぐ理由もよくわからないし、そもそもなぜこんな場所にいたのかも不明。続編で明らかになるのかしら?

 でも見えない敵が忍び寄ってくる不気味さはよく出ていたし、最後の罠をプレデターが一度は回避するのも面白かった。ラストのプレデターの会話もよくわからないし。チャンスがあれば続編は見えちゃうよなぁ。