48時間

●130 48時間 1982

 刑務所にいるギャンズは郊外作業中に強盗仲間ビリーの手を借りて脱獄する。ギャンズは仲間だったポルーソを殺害、彼のカードでレンタカーを借りる。さらに仲間のルーサーとその彼女を拉致し、レジーの金を出すように要求するが、ルーサーは月曜にならないと金は手に入らないと話す。ギャンズはそれまでルーサーの彼女を拉致する。

 刑事ジャックは同僚が街中で盗まれたカードで借りられたレンタカーを見つけた同僚コンビに出会い、彼らをアシストする。彼らは犯人が潜むホテルに突入する。犯人はギャンズとビリーであり、彼らは刑事を射殺する。応援に入ったジャックはギャンズと鉢合わせになるが、同僚を助けるため自分の銃をギャンズに渡す。その直後同僚は射殺され、ギャンズたちは逃げる。

 署に帰ったジャックは上司や同僚から非難される。銃の弾痕などからギャンズたちがポルーソを殺したことを知り、ギャンズの仲間を調べる。そのうちの一人レジーが刑務所にいることがわかり、ジャックは彼に会いに行く。事情を説明し、捜査への協力を求めるが、レジーは断る。もし仮釈放をしてくれるならば協力すると言われ、文書を偽造しレジーを48時間仮釈放させる。

 レジーの情報から、二人はルーサーやビリーの女の居所を突き止め、会うが具体的な手がかりは掴めなかった。レジーが何か隠していると思ったジャックはレジーと殴り合いの喧嘩をする。その結果、レジーは50万ドルを盗み、それをギャンズたちが狙っていることを話す。その金はレジーの車に入れてあり、3年間駐車場に停めてあった。

 二人は駐車場で張っているとルーサーが現れる。ルーサーは地下鉄でギャンズたちと彼女の交換取引をするところだったが、ギャンズが二人に気づき逃げられる。レジーはルーサーと金を追い、ジャックに居場所を連絡する。二人はルーサーのホテルを張り込むが、ちょっとした隙に抜け出られてしまう。ルーサーはバスでギャンズたちに会い金を渡すが、その後射殺される。バスとのカーチェイスをするがここでも逃げられる。

 署に戻り、ジャックはレジーを刑務所まで送ると話す。その前に二人は酒を飲む。その場でビリーが女の家に行くのでは、と思いつき、ビリーの女の家に行き、踏み込む。

ジーはビリーを射殺し、二人はギャンズを追い詰めるが、レジーがギャンズに捕まり絶体絶命のピンチを迎える…

 

 エディマーフィのデビュー作として有名な作品。でも1982年だと今回初めて知った。70年代にはアメリカのTVドラマで刑事のバティものが大流行していたので、それを一捻りしたコンビにしたという感じなのかな。

 ラストはニックノルティのカッコ良さが際立つが、これが狙いだったんだろうか。それとも、最初全く相手にしていなかった黒人が、最後は信頼すべき相棒となるところが狙いだったんだろうか。結果的には、刑事バッジを見せ単身?店に乗り込んでの捜査が見せ場となり、エディマーフィの凄さを見せる映画になったみたい。でもまだ後のしゃべくりの凄さはまだ見られないかな。

 1時間半ほどの短い映画だったが、なかなか内容の濃い作品でした。