陽炎ノ辻 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英

●陽炎ノ辻 居眠り磐音江戸双紙 佐伯泰英

 居眠り磐音シリーズの1作目。佐伯さんの本は初めて読むことになる。このシリーズは50作を超えるシリーズとなっているので、長いこと楽しめそうだと思い、読み始めることに。

 主人公磐音が江戸勤めから戻ったところから話はスタート。仲の良い友二人、それぞれの姉妹との関係もあり、あぁこの3人が話中心として動いていくと思いきや、第1話から友2名が死んでしまう展開。そして磐音は江戸に舞い戻ることになり、その江戸での暮らしが話のメインとなる。大家に紹介され用心棒として勤める両替商で起きる南鐐二朱銀に関わる事件が1作目のテーマ。

 小説としてはとても読みやすく、わかりやすい。1作目ということもあり、登場人物が今後どうなっていくのか、話をどう展開するのか、楽しみが多い。