ミッション:インポッシブル

●363 ミッション:インポッシブル 1996

 イーサンはCIA諜報部員。フェルプスとチームを組み、任務に当たる。今回の任務はCIAの工作員リストNOCを盗もうとする大使館員を撮影、逮捕することだった。しかし敵はチームの動きを事前に予測しており、イーサンを除くチーム全員が現場で死亡してしまう。

 イーサンは本部に連絡、上司であるキトリッジと待ち合わせをする。そこで今回の作戦はCIA内部の裏切り者をあぶり出す囮作戦であり、盗まれたNOCは偽物だったことを聞く。そして唯一生き残ったイーサンが裏切り者だと疑われる。イーサンはその場を逃げ出しアジトへ。そこに車の爆発事故で死んだと思われていたフェルプスの妻クレアが来る。イーサンはクレアを疑うが、クレアは作戦中止の場合にアジトに戻る約束になっていたことを告げる。

 イーサンはキトリッジが語っていた武器商人マックスが今回の事件に関係していると判断しメールをマックスに送り、会うことに。そしてNOCは偽物であり、本物を1000万ドルで取引しようと持ちかける。イーサンは本物のNOCをCIA本部から盗み出すために、CIAを解雇されたルーサー、クリーガーを仲間にする。

 そしてCIA本部に乗り込みNOCの複製に成功する。イーサンはロンドンへ。そこでフェルプスを出会う。彼は裏切り者はキトリッジだと話すが、イーサンはフェルプスこそが裏切り者で、クレアもグルだと見破る。それでもイーサンはマックスとの取引を行うためにTGVへ。そこにはキトリッジも乗り込んで来る。列車内でフェルプスと対決、やはりフェルプスとグルでヘリを操縦していたクリーガーも含め列車外での格闘となるが、イーサンは彼らを倒す。列車内ではキトリッジがマックスを逮捕していた。

 ルーサーはCIAへ復帰、イーサンはCIAに戻らないつもりだったが、新たな指令がイーサンへ命じられる。

 

 「スパイ大作戦」をTVで観たことがある世代にはたまらないテーマ曲。全てが新しくなりどう魅せるかがテーマだったと思うが、成功しているのではないか。もともとTVシリーズでもありえない行動で事件を解決してきたと思うが、この映画でもその精神は継承されている。CIA本部に潜入するのに天井からは人力のロープで降りて来るし、ヘリがトンネル内でキチンと飛んでいるし(笑

 トムクルーズを主役にした新しい007シリーズだと思えば全て許せるけど(笑 この作品時にはトムもまだ30代半ばだったんだ。そりゃシリーズ化されるよなぁ。