少林サッカー

●408 少林サッカー 2001

 20年前、黄金の右脚と呼ばれたサッカー選手ファンは同僚のハンから八百長を持ちかけられ断ろうとするが、小切手を受け取ってしまい、試合でPKをミスする。その結果に怒ったファンからボコボコにされ大怪我をしてしまう。

 その後ハンはファンの代わりにサッカー選手としてスタートなり、20年後、ハンは常勝サッカーチーム、デビルの監督となっていた。怪我をしたファンはハンの部下となっておりハンに忠実に仕えていた。ファンはサッカーチームの監督の話を受けるつもりでいたが、ハンからその話はなくなったと言われ、20年前の怪我もハンが仕組んだものだったと言われる。

 絶望したファンは街でシンと出会う。シンは少林寺を世に広める手段を探していた。ファンはシンから手書きの名刺をもらうが、空き缶に入れて捨ててしまう。シンはそれを遠くへ蹴飛ばしてしまう。

 シンは饅頭屋で太極拳の使い手であるムイという女性に会う。彼女は自分の顔にコンプレックスを持っていたが、シンは歌や踊りで彼女を元気付ける。

 シンは少林寺時代の兄弟子の元へ行き歌と踊りで少林寺を広めようと画策する。兄弟子の勤めるクラブでショーを行うが客からブーイングを浴びてしまう。

 ファンは街中で壁にめり込んだ空き缶を発見する。それはシンが蹴飛ばしたものだった。その壁が崩れ、ファンはシンが客たちをサッカーボールで蹴散らす場面に遭遇する。ファンはシンをサッカーに誘い、シンも少林寺を広めるためにサッカーをすることを望む。しかし靴がないことを指摘されたシンはムイの店に行き、靴を返してもらう。その後、シンとファンはシンの兄弟弟子を訪ねサッカーに誘うが断られる。しかし考え直した兄弟弟子たちはシンの元へ集合する。

 ファンは皆にサッカーを教える。徐々に上達する兄弟弟子たち。ファンはシンが喧嘩をした店の客たちとのサッカーの練習試合を組む。しかし客たちは暴力で試合を支配、兄弟弟子たちに屈辱を与える。それを見て皆は覚醒、それぞれの得意技を使い、試合に勝利する。ファンはこのチームでサッカー全国大会に出て優勝しようと話す。

 ファンは皆を連れ全国大会の参加を申し込みに行くが参加をできないと言われてしまう。そこへハンが現れる。ハンは大会委員長で参加チームを決める権限を持っていた。ハンはファンが連れてきた皆を見て笑い、チームの参加を許可する。

 チームは順調に勝ち進み準決勝も勝つ。ファンはハンに呼ばれ、金でチームを譲るように言われるが、ファンは断り優勝を目指すだけと答える。

 決勝戦はハンの率いるデビルチームが相手だった。デビルの選手たちはドーピングで体を強化しており、チームの皆は次々と倒れてしまい最低人数を切ったチームとなってしまうが、そこへムイがゴールキーパーとして現れチームに加わる。彼女は太極拳を使い相手のボールを受け止め、そのままシンへボールをパス、シンは強烈なボールで相手からゴールを奪い優勝する。

 

 上に映画のあらすじを記載したが、これはほぼ意味ないもの(笑 この映画はとにかく観れば良いだけ。細かいことがどうだとなどと言うのは全く不要。サッカーと少林寺というふたつを無理くりくっつけた感がそのまま映画になっている。CG?も20年前のレベルのものだが、それがまたたまらなく良い。あまりにバカバカしいがそれもタマラない。

 唯一の女性ムイが可愛いだとか、ブルースリーのモノマネゴールキーパーが良いだとか、クラブでのショーは不要だとか(笑、マイケルジャクソンのスリラーのパクリだとか、書きたいことはあるがそれもホントにどうでもよくなってしまう一本。