レッドクリフ

●464 レッドクリフ 2008

 漢王朝が衰退し、魏の曹操は、蜀の劉備と呉の孫権を倒すことを王に命じさせる。

 曹操はまず蜀を襲う。劉備は対抗するが民の命を守ることを優先し敗走する。劉備の配下の孔明は呉と同盟を結び曹操に対抗することを提案、自ら呉の孫権に同盟を結びに出向く。部下の敗退はあったが、両者は同盟を結ぶことに。

 曹操は80万の大軍を赤壁へ向かわせる。水軍での攻撃と見せかけ、まず陸軍で襲おうとするが劉備たちはその作戦を見抜き、曹操の陸軍を罠にかけ全滅させる。しかし曹操はそんなことは気にせず、赤壁の対岸へ水軍を配備させる。

 

 三国志はゲームにもなりファンも多いが、これまた歴史に疎い私は全く知らず。「赤壁」=レッドクリフ、だと映画の途中で気づいたぐらい(笑 映画は中国の全力を見せつけるように膨大な数のエキストラとCGを上手く使って大軍同士の戦いを見せる。

 見せ場は戦闘のアクションシーンだろう。時代劇の日本刀による対決や西部劇を見慣れた自分にとって、槍が主体の白兵戦は新鮮。武将一人で多数の敵兵を相手にするシーンは流石にちょっと、とも思ったが、ワイヤーアクションなどを使い、武将の強さをまざまざと見せつけるのは爽快だった。

 両軍が赤壁の両岸に対峙する様は圧倒的。2への期待が高まる。