グーニーズ

●470 グーニーズ 1985

 刑務所から男が家族の協力を得て脱走する。

 その頃、ウォルシュ家にはマイキーの友達マウス、チャンク、データが集まっていた。マイキーの家は借金のため明日家を立ち退かなければいけない状況だった。彼らは屋根裏部屋で宝の地図を見つける。マイキーは宝を見つければ家を立ち退かなくても良いと考え、兄ブランドを拘束し、友人たちと宝探しへ出かける。

 マイキーたちは岬の廃墟と化したレストランへ。そこは脱走したフラッテリー一味のアジトだった。ブランドの女友達も一緒になり、彼らはレストランの地下通路を発見、地下へ潜入する。一人遅れたチャンクは警察への通報を頼まれるが、運悪くフラッテリー一味に捕まってしまい、一味の弟で地下に監禁されていたスロースト仲良くなる。

 マイキーたちは地下で海賊船を発見、宝も見つけ喜ぶが、フラッテリー一味が跡を追ってきており捕まってしまう。しかしチャンクトスロースが彼らを助ける。彼らは宝を諦め命を守るために脱出、海岸で警察や家族に迎えられるが、マイキーのビー玉袋から宝石が見つかり、立ち退きをしなくて良くなった。その時海賊船が海へ出てくる。マイキーたちはそれを見送る。

 

 グーニーズ、と言えばファミコンのゲームしか思い出さなかった。おそらく映画は初見。ゲームの雰囲気が映画にもよく現れていた(逆か 笑)。

 屋根裏部屋での宝の地図の発見、地下通路、海賊船、と欧米の子供向けの童話のようなエピソードが散りばめられ、いかにも子供向けの映画。主人公も子供たちで、4人の男の子たちはキャラも立っていて、見ていて本当に楽しい。

 地下通路の罠の数々は、製作のスピルバーグの「レイダース」を彷彿とさせる。あちらが大人の、こちらは子供の、冒険映画なのだろう。そう言えばインディの2作目に出演していた中国人の子供が、この映画でもマイキーの友人として登場している。発明が趣味の少年でこの映画でもなかなかのコメディリリーフ役だった。もう一つ、食いしん坊でホラ吹きのキャラのチャンクがフラッテリー一味のことを通報した時に、警官に「水をかけると増えるバケモノのことか」と言われるシーンがあり、大笑い。これはグレムリンのことを指すのだろう。

 細かいギャグあり、冒険もあり、少年の恋もあり、で満足できる一本でした。