ポンペイ

●471 ポンペイ 2014

 62年ケルト騎馬民族がローマ軍に滅ぼされるが、少年マイロだけ生き残りドレイツィテ扱われる。79年マイロは地方で剣闘士として名を馳せポンペイへ連れて行かれることに。途中マイロは商人の娘カッシアと出会う。

 マイロはポンペイ剣闘士の王と言われるアティカスと戦うことになる。ポンペイ元老院議員のコルヴスがやってくる。彼の目的はカッシアを妻とすることだった。ある時火山の噴火が起こりカッシアの愛馬が暴れる。マイロはそれをなだめカッシアを馬で連れ出すが捕まってしまう。怒ったコルヴスはマイロを殺そうとするが、カッシアの望みで命だけは助けることに。

 しかしマイロはアティカスとともにコロシアムで武装集団たちと戦うことに。戦いの最中に火山の大噴火が起こりコロシアムはパニックになる。アティカスがプロキュラスと戦い、マイロはコルヴスによって捕らえられたカッシアの救出に向かう。

 火山の噴火は激しくなり街も崩壊していく。カッシアを助け出したマイロはアティカスと合流し馬を手に入れるためコロシアムへ。そこにはコルヴスが待ち構えており、カッシアは捉えられてしまう。コルヴスの部下プロキュラスが二人の前に立ちはだかるが、アティカスが彼と戦うことになり、マイロはカッシアを追う。マイロはコルヴスを倒しカッシアとともに逃げるが噴火による溶岩流が迫り、二人はキスをしたまま溶岩流に飲み込まれてしまう。

 

 ポンペイで起きた史実はなんとなく知っていたので、それに向けたパニック映画だと思っていたが、全くと言って良いほど内容は異なる。ストーリーの中心は主人公マイロとカッシアの恋物語。と思って見ればなるほど、と思わせるが、せっかく史上稀に見る火山噴火が舞台なのに、それがあまり活かされていないように思える。

 ラブストーリーとそれを邪魔するコルヴス、そして剣闘士としての生き方、など題材は豊富にあるのに、うまくまとめきれていない感がスゴい(笑

 噴火によるパニックはCGも使い見事だったし、コロシアムの様子も良かったのに。うーん、いろいろと残念な一本。