トイ・ストーリー4

●507 トイ・ストーリー4 2019

 9年前のある夜、おもちゃ仲間のボーが知り合いの男性に譲られてしまうことになり、ウッディは彼女を助けようとするが、ボーは覚悟を決めており、別れを告げる。

 現在。おもちゃたちはアンディからボニーに譲られたが、ウッディは自分が遊びに使われなくなったことで落ち込んでいた。ボニーが幼稚園の体験入学に行くのにウッディはついて行き、彼女を助ける。ボニーは幼稚園で新しいおもちゃ、フォーキーを作ることで幼稚園での生活に馴染んで行く。しかしフォーキーは自分をゴミだと思っており、ゴミ箱に入ろうとするのをウッディは助ける。

 ボニーの家族がドライブ旅行に行く。フォーキーは隙を見て車から逃げ出し、ウッディが彼を追いかける。フォーキーを連れ戻すことに成功したウッディだったが、家族の元へ帰る途中、ボーのスタンドを見たアンティークショップに立ち寄る。そこにいたギャビーギャビーという少女人形に襲われてしまう。さらにウッディは店の主人の孫娘に連れて行かれてしまう。

 戻ってこないウッディたちを心配したバズも車を出て探しに行くが、遊園地で捕まり、射的の景品にされてしまう。そこで知り合ったダッキーとバニーとともに逃げ出す。

 ウッディは偶然ボーと再会。フォーキーのことを話すと、ボーもアンティークショップにいたことが判明、ボーの仲間たちとともにショップへフォーキーを助けに行く。バズたちとも再会、皆で危ない思いをしてフォーキーを助けようとするが、失敗。ボーたちは去ろうとするが、ウッディはフォーキーを助けるために一人店に残る。

 ウッディはギャビーギャビート自分のボイスボックスとの交換でフォーキーを取り戻す。声が出るようになったギャビーギャビーだが、店主の孫娘には気に入ってもらえず捨てられてしまう。ウッディは彼女に一緒に来るようにと誘う。

 一度はウッディたちから去ったボーが戻って来る。ボニーの家族の元へ向う途中、ギャビーギャビーは遊園地で見つけた迷子の少女を勇気づけ彼女のおもちゃとなる。ウッディたちはボニーの家族の元へ行くが、ウッディはボーとともに遊園地に残ることを決意する。

 

 飛行機の機内で鑑賞。前作のことをこのブログに書いたつもりだったが、記事がないので、トイストーリーシリーズについては本作が初お目見え。

 新しい「おもちゃ」フォーキーのキャラが可笑しく、機内で笑いを抑えるのに苦労した(笑 そのフォーキーがキャンピングカーから逃げ、それを追ってウッディも飛び降りたあたりでは、またおもちゃたちの大冒険が繰り広げられる展開か、と思ったが(まぁ実際その通りなのだが)、終盤意外なラストが待っていて驚いた。

 で、見終わったあと、偶然にも地上波TVで本作が近く放送されるという予告が流れたためか、ネットで本作がトレンドに上がっており、その評価が異常に低いことに驚いた。確かに前作トイ・ストーリー3の感動的なラストに比較すると、本作はこのシリーズを終わらせるために作ったかのような展開であり、裏切られたと思うファンがいるのにも頷ける。しかしシリーズものの主人公が成長もしくは変化して行かないと、いつまでも同じようなものを見せられることになってしまう。何かで読んだが、宮崎駿が新作の構想を練るのに苦労しているのを見た奥さんから、「トトロみたいなのを作れば」と言われ、激怒したという話を思い出した。

 3で終わっていれば、というのもあるが、これだけのドル箱シリーズを簡単に終わらせることができないのも、また現実なんだろうなぁ。