インディ・ジョーンズ 最後の聖戦

●634 インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 1989

 1912年、少年時代のインディはボーウスカウントの一員として洞窟にいた。そこで盗掘団と出会い彼らが盗もうとしている十字架を奪う。列車に逃げ込んだインディは盗掘団と対決、なんとか十字架を死守するが、保安官を連れた盗掘団に十字架を奪われてしまう。しかし盗掘団のリーダーはインディの勇気に敬意を評し帽子をプレゼントする。

 1938年、大人になったインディは例の十字架を取り戻すことに成功、学校に戻り友人のマーカスに報告する。学校を出たインディをドノバンが訪ねてきて、聖杯探しを依頼する。依頼を受けるのを渋っていたインディだったが、同じ依頼をされた前任者が行方不明であり、それが父ヘンリーだと聞いてインディは依頼を引き受けることに。その時インディの元に父ヘンリーから郵便が届く。ヘンリーが生涯をかけて調査した聖杯に関することをが記された手帳だった。

 インディはヘンリーが行方不明になったベニスへ。そこでヘンリーの同僚エルザという女性と接触。ヘンリーが調査をしていた図書館に行き、そこで聖杯のありかを示した盾を発見、その文章を写し取る。しかしインディたちは何者かに襲われる。彼らと対峙し倒す。彼らは聖杯の秘密を守る結社だった。インディは行方不明になった父親を探していることを告げ、彼らからヘンリーの居場所を聞き出す。

 インディはエルザとともにヘンリーが囚われている城へ。そこはナチスの基地となっていた。インディはヘンリーと合流、一緒に逃げようとするが、ドイツのスパイだったエルザの裏切りで手帳を奪われてしまう。しかし手帳には聖杯への地図がなく、インディは既に友人マーカスが向かっていると告げる。インディはヘンリーとともに城から脱出、聖杯探索に向かおうとするインディだったが、それには手帳が必要だというヘンリーの言葉で、ベルリンへ。ベルリンでエルザを見つけたインディは彼女から手帳を奪い返す。

 インディとヘンリーは仲間のサラーと合流、聖杯探索へ向かう。そこにはドノバンたちも来ていた。インディはドノバンたちに囚われていたマーカスも救出。いよいよ聖杯の元へ。ドノバンたちが先にたどり着いていたが、聖杯を守る罠を突破できないでいた。ドノバンはインディに聖杯探しを命じるが断られる。するとヘンリーを撃ってしまう。ヘンリーを助けるには聖杯の力が必要となったインディは、聖杯を守る罠を抜け、最後の部屋へたどり着く。そこにはドノバンもやってくる。彼は聖杯を選ぶが間違っており死んでしまう。インディは知識を元に正しい聖杯を選び、ヘンリーを助ける。エルザが聖杯を持ち出そうとし神殿が崩れ始める。インディが助けようとするがエルザは聖杯に固執したため裂け目に落ち死んでしまう。同じ状況にインディもなるが、ヘンリーの言葉で聖杯を諦め助かる。

 

 インディジョーンズシリーズは第1作を子供の頃映画館に見に行ったこともあり、全シリーズ見ている。しかしこのブログを始めてからは初。金曜ロードショーで放送していたため久しぶりにこのシリーズを鑑賞した。

 インディの父が登場する本作が第3作だったのか。もっと後の作品かと思っていたが、wikiによれば暗いイメージが不評だった第2作の反省を込め、本作が製作されたとのこと。確かに第2作は子供にはちょっと怖い印象があった。対して本作は、父との再会や恋人?をめぐるドタバタなどがあり、コメディ色が強くなっている。インディの友人マーカスのキャラもおとぼけキャラとなっており楽しい。戦う敵も第1作と同様ナチスであり、敵を倒すことに爽快感がある。

 車やボート、飛行機を使ったアクションは申し分ないし、最後の宝物を守る罠もドキドキするし。インディシリーズはこうじゃなくちゃね。本作がある限り、ちょっと前に観た「トゥームレイダー」が見劣りするのは仕方ないよなぁ。

 来週は第4作を金ローで放送するらしい。こちらも久しぶりに観てみるか。