メジャーリーグ2

●636 メジャーリーグ2 1994

 前作で地区優勝をしたインディアンスの翌年の物語。

 優勝後のシーズンオフ、チームには様々な変化があった。チームの移転を望んでいたオーナーは元選手に交代、前作で主役だった捕手ジェイクはコーチに、投手のリッキーは直球主体から変化球主体の投手へ、リードオフマンのヘイズは強打者を目指し、主砲のセラーノはブードゥー教信者から仏教信者へ。チームの新たな選手として、新人の捕手ベイカーが入団するが投手への返球ができず苦しんでいた。唯一大物として移籍して来た捕手パークマンだけがまともな状態。

 リッキーはエージェントであり恋人のレベッカの影響でCMなどに出演していたが、一連の撮影の関係で幼馴染のニッキーという女性と再会する。

 チームは悲惨な状況でプレシーズンでは負け続き。そんな中シーズンが始まるが、やはりチームは負け続け、移籍して来たパークマンだけが好調を維持する。しかしチームの資金が乏しくなり、パークマンはライバルチームホワイトソックスへ移籍、オーナーもレイチェルが返り咲いてしまう。パークマンの代わりに移籍して来たのは日本人のタナカ。しかしこのタナカが振るわないチームを鼓舞する。

 オーナーに返り咲いたレイチェルがまたも負け続けることを望む中、監督も倒れてしまい、ジェイクが監督代行となる。絶望的な状況に陥るが、新人ベイカーが野球愛を語り、それを聞いたチームの皆は発奮し始める。リッキーも信じていた恋人レベッカが自分のことを悪く言っているのを聞いてしまい目が覚める。そしてニッキーとの仲を修復する。

 チームも勝ち続け地区優勝を果たす。ニッキーとのよりを戻したリッキーだったが、プレーオフを前にニッキーとの約束を反故にし喧嘩をしてしまう。プレーオフで3連勝をしリーグ優勝まであと1勝に迫るがそこから3連敗。大事な最終戦を前にジェイクはリッキーに昔に戻れとアドバイスする。最終戦の大事な場面でマウンドを任されたリッキーは昔の姿を取り戻し、パークマンを打ち取りリーグ優勝を果たす。

 試合後リッキーはレベッカに別れを告げ、ニッキーの元へ駆け寄る。

 

 先月観た前作に続き、第2作。前作も一昔前のマンガのような単純明快なストーリーだったが、本作も同様(笑 前年優勝したことを受けて、チームのメンバーが慢心に陥り、ダメダメな状態でシーズンがスタートするが、日本からの助っ人タナカと新人ベイカーの踏ん張りにより、チームが再生するというわかりやすいパターン。

 ダメダメだった前作の主人公たちが自分本来の姿を取り戻しチームが勝ち続けるというのはやはり黄金パターンなんだろうなぁ。本作ではそこに裏切り者?パークマンという要素が入ったが、そこはあまり見せ場にはならなかった感じ。

 それでもとんねるず貴さんが日本人助っ人?として登場したのはスゴいこと。野茂英雄さんがMLBで活躍したのは、この映画が公開された翌年だからね。まぁ貴さんの役どころは完全にコメディリリーフだったけど。

 お気楽に観るにはもってこいの一本だけど、wikiによれば本作は「最低続編賞」を受賞しちゃってるんだなぁ(笑